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2007/02/25/Sun 前の人。
私の携帯電話の番号の、前の持ち主は若い女性らしい。
一昨年の秋に替えて以来、度々友人らしき若い人たちから電話がかかってきていた。
付き合いを一変するべく関係を切ったのか、単に番号が変わったことを伝えないルーズなのかわからないが、半年くらい前にも1件電話があった。
さすがに鳴りを潜めたと思っていた、今朝。
とり損ねた電話の相手の声が、留守番センターに入っていた。
「養育費が1万円しか振り込まれていません。子供二人育てるのには、とても足りません。ちゃんと話し合った額、5万円を振り込んでください。」
年配の女性の声だった。
前の持ち主……いったい何をしたんだ。今どこで何してるんだ。
2007/02/24/Sat 温泉。
毎度おなじみ同人関係の面子で、毎年2月の恒例、温泉へ行った。
今年はオープンからちょうど1周年の施設、新浦安の「湯めぐり万華鏡」へ。
http://www.yumegurimangekyo.com/index.html
お風呂の種類がとても多い施設で、特に水着ゾーンが面白い。
天然温泉の「源泉館」は名前で笑ったが、人工炭酸泉「池泉庭園の湯」とかゲルマニウム風呂「田園の湯」とか、温泉大好き年代をくすぐるお風呂が、いっぱい。
青空の下、歩いてできる温泉めぐりは気持ちいい。
北風が強かったので、水着がすぐ冷えるのがちょっとつらいが。
とてもよかったのが、バードガスタイン鉱石風呂こと「空洞の湯」。
http://www.yumegurimangekyo.com/oyu/oyu_m07.html
マイナスイオンとラジウムの微量放射線を発生させるというバードガスタイン鉱石とやらを埋め込んだドーム風呂。
中は壁に沿って椅子になっていて、椅子の上5cmくらいまでお湯がかぶっている。
座れば足湯とミストサウナと岩盤浴を一度にできるという、3倍気持ちいい、とてもお得な風呂。
この「空洞の湯」、「くうぽらのゆ」と読む。
お風呂にはいちいちもっともらしい由来が掲げられているのだが、この「空洞の湯」はこうだ。
『昔「くぽら」なるマムシがおり、人々を困らせていた。それを退治するために丸天井の空洞をこしらえ、マムシをそこに誘き入れた。そして天井の穴をうがつと、日の光に弱いマムシ「くぽら」は死んだ。』
『漢方の薬効を発見した天才薬師が作った「薬研の湯」』だとか、嘘八百の由来書き。
Iさんは、下総の土地伝説は知らないけどこんな言い伝えもあるのか……と、空洞の前あたりまでは鵜呑みにしていたとか。
ロッカールームのピッチが小さく、着替えるのに苦労するほど狭いとか、お食事処が案外小さくてベンチがすぐにいっぱいとか、大正ロマンをテーマにしているらしいが演出的には忘れてしまうほど弱いとか、突っ込みどころは多々あるが、温泉はとにかく飽きなかった。
この日はオープン1周年記念のフェア期間最後の土曜日で、入館料が普段より1000円以上安く、3時頃にはイモ洗いの様相を呈してきた。
われわれは11時の開館より30分以上早くついて、それでも列にならんで、開館と同時に入場し、1時間ほどの昼食と休憩を挟んで4時近くまで、風呂につかる、出る、つかるの繰り返し。
筋肉が緩んで、だいぶ疲れたようで、全部の風呂を制覇して施設から出た後、まだ日は高く、いつもなら食事なりカラオケなりに繰り出すところが、現地解散となった。
年には勝てないということかな……。
2007/02/19/Mon 原点。
猫を描いていて、なにやら懐かしい感覚にとらわれた。
寝不足で理性ケージが低くなった頃合いに、脊髄にペンを任せてみた。
あー、最初に描いた猫って、和田慎二さんのライダー(1号か2号かV3かはわからない。つか、同じだが)だったっけ。
私の小脳の運動中枢の中に、これががっちりとインプリンティングされているのか。
修羅場中、油断するとかりんさんやココアさんはライダーやミックになってしまうわけだ。
人物は萩尾望都さん「11人いる!」の、主にタダとフロルが刷り込まれている。
和田さんの「わが友フランケンシュタイン」のヒロインもその上に重ね刷りされている。
車は幼稚園の時に描いたウチのカローラ。
(今もこのフォルムをうっかり描きそうになる)
家はウチん中にいくらでも転がっていた青写真の平面図。
(テスト用紙の裏に平面図を描きまくる不可解な子供だった。
今も作中必要ない家の平面図を設定するのが大好き)
三つ子の魂は、墓場まで消せないマジックインキの壁の落書きのようだ。
2007/02/18/Sun お屋敷へ「帰宅」してきた。
屋敷には使用人がいる。
コートはクロークへ、バッグも席まで運ばせる。
椅子を引くのはもちろん、ナプキンを膝にかけるのもお茶のおかわりを注ぐのも使用人の役目。
席を立つには、行き先が化粧室でも使用人に先導させる。
という特化された空間、執事喫茶へ行ってきた。
紅茶(お嬢様とはお茶だけを嗜む人種であるらしく、メニューにコーヒーはない。)は品揃えも淹れ方も申し分ない。
スコーンはさっくり軽いし、サンドイッチは超薄切りのパンにハーブ入りのフィリングをはさんだイギリス流。(イギリスでこの手のサンドイッチを見たことはついぞなかったが)
ケーキも大変美味しい。(紅茶に合わせて、もう少しスイートの品揃えがあるとよいけど)
普通に楽しめる上品なティールームだった。
使用人には、お嬢様を楽しませるウィットが求められる。
冗談を交えつつ職分を失わない、バランス加減。
話術のキャラクター性が必要になるが、これを意外とうまいことこなしている。
使用人の中の人は演劇関係者とかが多いそうで、なるほど、と思う。
お嬢様の方も、らしく振舞うことが求められ、はにかんでもじもじしたりしては間が持たなくなる。
とはいえ、「お帰りなさいませ、お嬢様」の言葉に、無造作に「ただいまっ」と言えるようになるには、かーなーりー図太い神経か、なりきりの素質が必要かも。
意を決していくより、池袋に出たついでに顔を出したい「家」なんだけど、平日でもないと予約がいっぱいでまず無理なのが残念。
そして、今試しに予約ページを見てみたところ、一月先までほぼ満席だった。
うーーーーーん。
2007/02/17/Sat キャットシッターさんが来た。
来月泊まりで留守にする予定ができたので、夏の予行演習も兼ねて猫の世話をシッターさんにお願いする事にした。
今日はその前準備として、実際にシッターさんが来て、猫の名前、年、性格から、ゴミの捨て方、緊急時に連れて行く獣医の住所まで事細かに打ち合わせた。
猫以外に世話するものがあれば(新聞、郵便の取り込みや植物の水遣り、長期間になると猫の毛で床など埃が積もるのでそれを軽く拭き掃除、なんてことまでやってくれるとか)と申し出てくれるあたり、キャットシッターというよりはまるでハウスキーパーのような。
他人に自宅の鍵を預けるのはリスクもあるが、真っ当な相手であれば、ありがたいことこの上ない。
猫の話は、すぐに世話とは関係ない猫の話に脱線する。
どこで拾ったとか、ココアさんのことを獣医師が「モダン三毛」と言ったとか。
そして、面白がってそんなことまで猫カルテ(顧客名簿)に書き込んでいく。
心底猫が好きでこの仕事をしているようで、とりあえずよさそうな人だ。
かりんさんは慣れるのも早く、すぐ顔を出して遊び始めたが、ココアさんはカーテンから顔だけ出して、おそるおそる、でも遊びたそうに、ずっと居間をうかがっていた。
来月本番の時には慣れてくれるといいなー。
2007/02/16/Fri 通販ページ、稼動。
委託する本をすっぱりと最新刊(みけ)だけにしたら、
「既刊はないのか、通販できるサイトはないのか、と尋ねられた」
とプチ説教をいただいてしまった1月の大阪イベント。
やはり気を抜いてはいけないものです。ごめんなさい。
この広大なWWW上に転がっているサークル名義のあばら家は、ほとんどシュミの園芸メモ帳で、しかも猫が来て以来放置状態。
だから思い切り検索よけかけまくってるし。
自分の家を建て直すのはゆっくりやるとして、とりあえず店先を整えることにした。
客が来るかどうかは、また別の話。
http://www.chalema.com/book/serra/index.html
2007/02/15/Thu 火事だ。
日の光が差し込む南の窓が、突然暗くなった。
ずいぶん雲が早いなー、とよく見ると、雲ではなくて黒煙ではありませんか。
窓からは死角だが、かなり近い。
大きな燃えかすや火の粉が舞い、部屋の中まできな臭くなってきた。
屋内の火災報知器は何も言ってこないから、マンション内ではないようだ。
でも昨日に引き続き風は結構強いし、民家の密集する下町で延焼された日には……
万が一を考えて外に出る準備をして
猫に餌をやり始めてしまった。
避難の準備
↓
猫も?
↓
二頭袋に詰めるのがめんどくさいなー
↓
避難袋には猫餌も入ってるけど、当の本猫どもを地震の時確保するのは大変だ
↓
そういえば朝餌をあげてから結構経ってる
↓
「猫ー、ごはんだよー」
相変わらずとっ散らかったこのアタマは、本当の災害時には必ずや二次災害を引き起こすであろう。
迅速に火を消し止めてくれた消防士さん、ありがとう。
いつかきっとお世話になります。その時はどうぞよろしく。
そして、原稿をやるぞと燃えて、なぜかバナーを作りまくってしまった自分にさらに鬱。
2007/02/12/Mon 横浜散策。
毎年2月2日は観覧車に乗る日(ちょっと違う)だが、今年はせっかく休みを取ったのに寝倒してしまったので、改めて10日遅れで同居人と二人でお出かけ。
今年の観覧車は横浜みなとみらいのコスモクロックにした。
しかし場所が場所となれば、自然と夏の大会の下見になってしまって、行きのルートからしてこんな会話だ。
「行きは全行程エスカレーターある。乗り換えもOK。とりあえずキャリーケースでも大丈夫」
「でも帰りの下りエスカレーターがないなー」
「帰りは宅配かね。ところでむしろクイーンズスクエアの中の高低差がうっとおしいよ。」
「高低差あったっけ?」
「激しく上下あり。実際に歩いてみますか?」
コスモクロックは今の場所に移設して7年。
世界第五位の大きさの観覧車とか。
一周の所要時間は15分。
最高地点地上112.5m、直径100mは大阪天保山の大観覧車と同じ。
注意書きの戦隊キャラがいい味出している。
色は観覧車のゴンドラの色で、紫がひげの老人なのは多分この色のゴンドラがハンディキャッパー専用だから。
ゴンドラの中は飲食は禁止だが、立ってはいけないとは書かれていなかったので、あちこち動いて写真を撮りまくる。
例によってmackyは「もう心臓バクバクしてまーす」と座席から1歩も動かない。
来年は芯のない後楽園ビッグオーにしようかな。
聘珍茶寮で軽く中華のおやつをして、赤レンガ倉庫のショッピングモールを歩いて、万葉倶楽部を通り、パシフィコの中をチラ見して、またクイーンズスクエアへ。
東京の書店(八重洲ブックセンター、三省堂など)の洋書コーナーには横浜のガイドブックが1冊もないので、横浜駅へ出て大型書店へ行くつもりだったが、有隣堂書店を見つけたのでダメモトで洋書を探す。
果たして、「THE PERFECT GUIDE」と言うには薄い横浜案内と、みなとみらいの開発を解説した本を発見。
前者の中を見てみたら、この書店の名前が。
「洋書の充実ぶりはおそらく横浜一。」
……そうですか……
ガイドブックはこれ1冊だったが、棚をあさるうちにスイッチが入った。
GETTING WET (アメリカ人ジャーナリストのお風呂文化エッセイ)
TOKYO ADVENTURES (谷中とか小石川とか駒場とか選択が普通じゃない紀行)
WORLD FOOD JAPAN (高級料亭から自販機飲料まで、日本の食を網羅する)
TOKYO SUBWAY (普通にフォト文庫。でも「ロンドンに最初に地下鉄ができた頃、日本の公共交通機関は船だけでした(広重の木版画)」から始まるあたりがすごい。)
DEATH NOTE 1 (英語版漫画はいろいろあったが、なぜかこれだけ安かった)
などなど、結局10冊。
コレクションしているチョコとか、夏の展示用のご当地キティとか、ほとんど買出しのようなお出かけになってしまった。
で、帰ってきて読みふけってしまったのは TRAIN MAN (電車男 英国版)。
「月の雫」のURLがそのまま。ukからのアクセスはどれだけ行っただろう。
「毒男」はGeek(普通は「おたく」の意)。「キター」は ah yeah にしたか。
イギリスのスラングの勉強になるなぁ。
特有の用語をいくつか勘違いしているっぽいけど。
(ex.「1000くれるんですか」のレス番「1000」を1000円と思ったのか、£10としている。)
2007/02/10/Sat プチ鬼。
かりんさんのあごのにきびが消えてきた。
猫のにきびは体質と並んで、食べ物が大きな要因だそうで、ドライフードが変わったためかもしれない。
(「子猫用」のフードを、安餌からプレミアムフードまで買い捲ってはローテーションしている)
あごの毛をかきわけて真っ黒なにきびをかき出す楽しみが減った。
残念……とか、ちらりと思ったり。
2007/02/09/Fri 予想外。
かりんさんが整理棚(販売時名称食器棚、購入時使用目的CD・ビデオ棚、現在PC周辺機器置き場)の中に侵入した。
罰のつもりで、一段場所を空けて閉じ込めたら、気に入られてしまった。
試しにココアさんも入れてみたら、やはり落ち着いてしまった。
ならばと二頭同時に入れてみたら、これは戸惑っている様子。
そして、本当にここが気に入ってしまったようで、その後気が向くと交互に出入りしている。
しまったなー。
狭くて体温が逃げなくて暑くなるので、長時間はいられないようだが。
2007/02/08/Thu ホットチョコレートが恋しい。
寒いせいか、バレンタインデーが近いせいか。
ふと、出かけたくなった。
http://www.meiji.co.jp/sweets/choco-cafe/
2007/02/07/Wed 思い出したこと。
夏の祭典の送付期間に入ったので、ついでと、これを含め4つのイベント申し込み処理を始め、却ってこんがらがった。
それでも何とか明日郵便局に行けば、一通りケリがつく。
いつも締切日の夜間窓口を当てにしていることを思うと、なんという余裕。
MRを描こうとして思い出した、冬の出来事。
2日目の閉会まであと1時間ほどになったころ、取材腕章をつけた外国人の一団が、スペースの前へ通りかかった。
スタッフが一人ついて、英語でなにやら説明しながら歩いている。
「ジャパニーズトラディショナルフード」とかなんとか。
「大阪屋台」のことだ。
トラディショナル!?
ジャンクフードの間違いじゃないの?
いや、屋台の食べ物ってなんていうんだろう。
ファーストフード……スタンドフード……
ぐるぐる考えていたら、じっと見ていた一行のお一人が1冊お買い上げになられた。
英語で外貨で買い物は慣れたけど、こんなところで「Two hundred yen、Thank you!」とか言うのはむず痒い。
(ここは日本だから日本語でいいんだけどさ)
お金を差し出された時、旅行から帰った時の、日本の百円玉がおもちゃの硬貨の様に感じられる妙なトリップ感が再現された。
なんて長々と書くスペースはMRにはないので、いまさらながらここで書いておく。
イベント後はいつも疲労でぶっ飛んでいるとはいえ、こんなせっかくのネタをすっかり忘れていた、自分が情けない。
2007/02/06/Tue はしたないかりんさん。
激撮写真以来、はしたないと言われまくりのかりんさん。
野良さんがこっそり急いで盗み食いしているような、最近のその片足かけた食べ方はどーよ。
きちんとお食事処に入って、ゆっくり食べてくださいってば。
2007/02/03/Sat 引き続きダレている。
今日も寝腐った後、100円ショップで大豪遊。
収納を充実させる。
というか、そろえたこの収納に、一部屋分まるごと山になっている未整理の荷物を早く収めねば。
でも明日は有明。
支度して、捨てカット描かねばー。
2007/02/02/Fri 記念日。
なので同居人は休みを取って、早めに起きて、観覧車に乗りたーい、と言っていたのに。
寝倒してしまった。
いつもの休日と変わらないじゃーん。
せめてもということで、レストランへ出かけて、ドイツ料理で乾杯。
しかし最近めっきりアルコールから離れている二人、それぞれ1杯で酔いが回ってしまう。
安上がりなウチだ。
いろいろ買い物もするつもりだったが、時間が遅くなったので、結局100円ショップでの豪遊にとどまった。
贔屓のケーキ屋も閉まってしまっている時間なので、ケーキもスーパーで。
あー、安上がり。
こうして年々ダレていくのだな。
2007/02/01/Thu HAPPY BIRTHDAY TO YOU の真実。
とある漫画にかの有名な歌「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」が使われていた。
驚いたのは、それにJASRACの許諾が添えられていたこと。
ま だ 版 権 切 れ て な か っ た の か !
この曲には、もうひとつ歌詞がある。
GOOD MORNING TO ALL というタイトルで、子供の音楽集などに時々収録されている。
幼稚園教師だったパティ・S・ヒルが、登園してきた園児たちの朝の挨拶の歌として、この詩を書いたのは1893年。
姉のミルドレッド・J・ヒルが曲をつけた。
ミルドレッド1916年没、パティ1946年没。
あれ? 音楽著作権って、死後50年じゃないの?
そして見つけた、こんなまとめ。
http://ittousai.org/mt/archives/2003_06/happy_birthday.html
なんだか知らないけど、アメリカの音楽著作権は期限がぐいぐいと引き延ばされてる。
そういう論理がまかり通るのが不思議だがとにかく、AOL/タイムワーナー社が保有するこの曲の著作権は、(今のところ)2030年まで有効らしい。
そして、日本には戦時加算が適用される。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E6%99%82%E5%8A%A0%E7%AE%97_%28%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E6%B3%95%29
3794日の期限延長。
日本でこの曲の版権が切れるのは2040年ごろ。
ほとんどTraditionalとして、作者がいたことさえ意識されることのない歌。
なのに、奥が深いこと……
しかし、肝心のバースデーソングとしてのこの歌は、パティでない誰かが1924年までのどこかで、「盗作」して作ったもので、今に至るも仔細不明、ってのがなんとも理不尽な。