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2010/11/30/Tue 「たたいてみたらもっと出た」
今月16日に発表された、はやぶさが持ち帰ったと断定された微粒子約1500個。
それらは光学顕微鏡では見えない、0.01mm以下のものだったが、
〈以下毎日.jpの記事〉
http://mainichi.jp/select/science/news/20101130ddm012040154000c.html
(前略)
最大で直径0・1ミリの微粒子が新たに数百個見つかった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が29日発表した。発見済みの微粒子に比べ、直径で10倍、体積で約1000倍大きい。100個以上が小惑星「イトカワ」の物質の可能性があるという。
(中略)
微粒子が入っていた円筒容器(直径約5センチ、長さ約6センチ)を下向きにし横から工具で軽く数回たたくと、下に置いたガラス皿に直径0・1〜0・01ミリの顕微鏡で見える粒子が数百個落ちてきたという。
(中略)
今回の発見について向井利典JAXA技術参与は「コンコンとたたき、何とも原始的な方法だが『何もない』という先入観で今までやらなかった」と説明した。
今回の帰還と成果でいろいろ擬人化萌えされているはやぶさだが、JAXAも結構ドジっ子属性があるような気がしてきた。
2010/11/23/Tue こたつみかん。
この冬初のみかんを買った。
こたつは猫暖房で暖かい。
いつもならミルクティーだが、みかんに合わせて緑茶も淹れた。
半纏を肩に引っ掛けていちばん分厚い座布団に座り、妖怪こたつみかんのできあがり。
リモコンをそばに置き、溜まった録画番組を見まくる。
でも、今日は何もしないぞ、と決めた日に限っていろいろしたくなるのは、天邪鬼なのか貧乏性なのか。
2010/11/19/Fri ねここたつのこたつねこ。
ココアさんはヒトが座っていると、横から手で2回かりかり、と軽く引っかいてヒトの目を向けさせることがある。
これまでは「おひざに乗せて」という合図だったが、こたつを出してからは、「こたつ布団を上げて中に入らせて」だ。
ヒトがいなければいないで、自分で押し入るのだが。
猫二匹が入っているこたつはそれだけで暖かく、今の季節はヒトもまだこれで充分。
取り合いになって、どちらか一方が出てくるようになってしまったら、中に間仕切りを作ろうと思っていたが、とりあえず静か。
このまま平和な冬でありますように。
2010/11/17/Wed 12月並。
またしても急激に冷えた。
念のためとカーボンヒーター(転倒防止装置付、周囲に可燃物を置かないなど一応気は遣った)を一つ、つけたままにしておいたら、かりんさんが本当に一晩中張り付いていたようなので、まだ早いと昨日思ったばかりのこたつを急いで用意した。
まだ火は入れず、猫用電気あんかを置いただけだが、これだけでもほんのり暖かい。
かりんさんはさっそく中にもぐりこんでもう出てこない。
ココアさんがこれに気づくとこたつの取り合いになるのだが、彼女はひとりダブルベッドでボアシーツと羽根布団に包まって、ぬくぬくとお休みになっている。
2010/11/16/Tue 1500個。
はやぶさが持ち帰ったカプセルの中に入っていた微粒子、約1500個。
ついに小惑星イトカワ由来のものと認められた。
ばんざい。
今日もリポDで乾杯だ。
今日は「こたつ初日」に当たるそうだ。
この日はかつて気象庁が正式に発表していた情報で、1964年を最後に無くなった。
確かにかつては暖房器具といえばこたつと火鉢だったわけで、そういう季節の情報も役に立っていたのだろう。
しかし今では暖房も多様化しているし、我が家でもこたつは家具調で一年中出ているので必要なら布団をかけるだけだし、さあおこたを出そう!というカンジではない。
今日は特に寒いとはいえ温暖化の昨今、まだこたつが欲しいと思うほどでもない。
でもきっとこたつを出したら次はみかん。
これは日本人の血に刷り込まれているので、譲れない。
2010/11/14/Sun コミティア94 拡大Special。
この時期の拡大Specialは初めてのことで、どうなるのか想像もつかなかったが、秋という時期のせいか、若い人からいつもよりご年配の方まで、幅広い年齢層の参加者がゆったりと会場を回っていた。
入場者数はそれなりに多いようだが、会場も広く取ってあるので通路にも余裕がある。
散策、という言葉がふさわしく、実際コミティアはお目当てのサークルにまっしぐらに走るより、知らないサークルのスペースを、それぞれに趣向を凝らした本やディスプレイを眺めつつ回るのが楽しい。
いかにも最近の若い子の描き方、と思える絵から、昭和です!と言い切る絵まで並んでいるのもいい。
創作はどれもがオンリーワンで、自信と活気にあふれている。
自分も負けずにがんばらなきゃ、ああいろいろ描きたい、と意欲に駆られてくるのがとてもいい。
――家に帰ると雑事に追われて長続きしないのが難点だが。
カタログのサークルカット(コンビニ擬人化)で、セブンイレブンが来春から交通系ICカードを導入することを知った。
そんなカオスも魅力的。
次のコミティアは2月、またバレンタインデーの前日だ。
2010/11/12/Fri 隣家観察記。
我が家のマンションの隣の2階建の建物。
工務店の看板を掲げていても何もしていなかったり、選挙時期には某政党候補の選挙事務所になっていたりと、用途が曖昧なままずっとやってきていた。
7・8月頃 短期の貸し店をしていた。ちょっと迷走気味。
9月 中をきれいさっぱり出してしまった様子。また選挙事務所か?
10月上旬 壁も剥がして、かなり本格的な内装工事が始まる。
同中旬 道路に面した全面がガラス張りの間口に、何か店が入るのかと興味が湧く。
同下旬 ドアがポーチなし(歩道直前まで張り出している)、自動ドアでない。
一般人が頻繁に入る店(コンビニ、飲食店など)ではなさそうでちょっとがっかり。
でもドア横の外に自転車置き場のようなスペースを設けている。
人が通ってくるの類のものらしい。塾?
11月 屋内ど真ん中に白いマットのリングが現れた。
どうみてもボクシングジム。
こんな高齢化最前線の町になんでまた。
今日は大小いろんな形のサンドバッグが天井から吊るされた。
大通りとはいえ両隣の駅前と比べて垢抜けない、シルバーが行き交うばかりの街ではえらく浮いて見える。
2010/11/09/Tue ハラをくくった。
柚子こしょうペペロンチーノを作る。
パスタを規定量の1.5倍ゆで、具材として鶏手羽元、シメジ、カイワレ、トマト、ゆで卵などなど。
(完成写真を撮ろうかとも思ったが、盛り付けはいつも苦手で食欲減退レイアウトなのでやめた)
シンプルが基本のペペロンチーノになぜこんなに大量に具をいれるかというと、
このソースがめっちゃくちゃ辛いから。
このソース、ヱスビー食品から出ている既製品だが、ラーメンに耳掻きのように小さいスプーンで香り付け程度に入れるイメージの柚子胡椒を、ティースプーン1杯入れてるんじゃないかと思うくらい辛い。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/B002PGXWPC/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=160384011&s=hpc
写真の真ん中のソースが、ソースじゃなく柚子胡椒そのまんまに見えてくる。
そのソースがまだ残っていて、寒くならないうちに食べてしまいたいなと思いつつ先延ばしにしていた。
そのハラを今日ついにくくった。
辛さを緩めるためにパスタの量を増やし、具を大量に入れ、和らげてくれそうなゆで卵なども投入、味がぼけるのを防ぐためにコンソメ、スパイス少々に、レモン汁も加えた。
結果――辛くてまだ水は必要だったがなんとかなった。
けれどもここまでするのなら、柚子胡椒は瓶入りのストックがウチにはあるし、それで一から作ったほうがいいような気がしてきた。
2010/11/07/Sun 穏やかな立冬の日。
この時期になると南の窓から日光が入る。
昼風呂など浴びて暖まり、日向ぼっこしつつ髪を乾かしたいのに、その特等席を独り占めする三毛猫女王。
無理矢理割り込んで座ったら、ちょうどいいクッションができたわ、と足の間でご満悦の様子で、却って居心地をよくしてしまった。
おととい洗ったばかりのかりんさんは、まだふかふかしていて抱き心地がいい。
鼻息荒いごろごろ声を聞きながら、溜め込んだはやぶさ関連本など読んだりする。
ココアさんもそばに来て、日の当たるラグの上で横になる。
愛猫のそばで、チョコビスケットとアールグレイと音楽と読書、まるで優雅な週末ではないですか。
音楽は攻殻機動隊だけど。
来週はコミティアなので、しかも今回はいろいろ準備がひかえているので、まったりの後はその分しわ寄せが待っているが、とりあえず今だけはお休み。
2010/11/06/Sat お誕生日のご帰宅。
友人Tお嬢様の計らいに感謝。
お誕生日となると、執事やフットマンの接し方が一層うやうやしくなり、こちらもなんとなく浮かれてくる。
浮かれたついでにワインを頼み、(本当はこういう時はシャンパンなのだろうか)いけるクチのTお嬢様としばし酒談義にふける。
ああ、試飲会に行ってわんこ酒したい。
お誕生日なのでスイーツもアフタヌーンティー。
今月のコンフィチューレのラ・フランスも、リンゴ尽くしのデザートプレートもさわやかで、おいしかった。
アイスのメープル味がリンゴにとても合う。
おいしいって幸せ。
Tお嬢様のペンネグラタンがおいしそうだったので、ちょっとパスタも食べたい気分になった。
ゆず胡椒ペペロンチーネををそろそろハラくくって食べる時期かなー、と考える。
(なぜハラをくくる必要があるかはいずれ)
2010/11/05/Fri 健康優良児、丸1年ぶりの外出。
かりんさんの予防注射のお知らせが来たので、さっそく行く。
去年の教訓を踏まえ、ココアさん通院は別の日にしてお留守番、キャリーバッグにペットシーツを敷き、替えのシーツとゴミ袋も持参する。
相変わらず、殺されるー!!!!!と終始わめき続ける深窓の令嬢。
病院について確かめたら、案の定(小)をたっぷりしていた。
それだけビビりまくっているのに、ドクターや看護士さんをシャー!と威嚇する気の強さだけは健在。
うるさくてすみません、と恐縮しながら会計する、その背後で入院中の猫たちががそわそわと鳴き始めた気がする。
かりんさんのわめき声に不安を煽られたとしたら、とても申し訳ない。
病院からの帰り、マンションのエントランスをくぐったあたりから鳴き方が変わり、我が家のフロアに降り立ったとたん、アタシのおうちだ!早く入る!!!とバッグを突き破る勢いで頭をぐいぐいと押して出ようとしたのにはびっくりと、少し感心した。
けれど家には、去年の教訓の続きが待っている。
バッグごと風呂に監禁し、(一応当日はシャンプーを避けてと注射の注意書きに書かれているので)首の後ろを避けて洗いまくった。
バスタオルもドライヤーも準備OK。
外出からドライヤー終わりまで都合2時間、かりんさんはほとんど泣き喚き通しだったのだが、その後ヒトが風呂に浸かって、毛玉で詰まりかけた排水溝を掃除して出てくるまでの30分で、けろりといつもの女王様に戻っていた。
さすがだ。
来年もがんばれ、かりんさん。
ちなみに、今年の体重は6.1kgだった。
2010/11/02/Tue 有効期限をぶっ飛ばす。
年に数回だけ現れる皮膚症状があって、微量の塗布薬を必要とする。
それがついになくなったので、皮膚科に行く。
「えーと、前回処方されたのは……」
「10年前です(きっぱり)」
「……製薬会社にも立場ってものがあるので余ってても、もう少し早めに来てくださいねー」
「はーい」
厚労省の建前的に決めた有効期限、使用法・保管法さえ間違わなければこれくらいは優に問題ないのはお互い百も承知の会話。
(よいこは真似しないでください。特に飲み薬は有効期限厳守でお願いします)
新しいチューブに刻印された有効期限は2013年4月。
それまでに、1/4か1/3くらいは使うだろうか。
2010/11/01/Mon 今さら知る言葉。
自分の同人サークルの名前は SERRA 。
決めたのはもう四半世紀も昔。
そのルーツは、ラリー・マドックの「TERRAの工作員」(AGENT OF T.E.R.R.A)シリーズという古いSF小説。
ここでの T.E.R.R.A. はラテン語の大地のことではなく、時間エントロピー修復機関(Temporal Entropy Restructure and Repair Agency)の略で、それをもじって「時間」を「空間」にしてみた。
S.E.R.R.A. はサークルデビューするよりも前から構想していた物語の中心的存在で、個人サークル名に流用した頃はまだ形にする気満々で創作サークル誌に数作描いたが、その後二次創作にいそしんでいる間に構想が膨大になりすぎて、もはや形にすることは不可能になり、形にする=先に決めてしまった設定に縛られる ということがなくなったので好きなだけ再考に再考を重ねまくり、頭の中で楽しむだけの存在と化し、当時の原型はとどめていない。
そして SERRA という意味不明なサークル名だけが残った。
戯れに、その単語を検索してみると、
「ラテン語 seco (切り落とす)を語源としてポルトガル語、カタルーニャ語などで、鋸、ノコギリエイ、鋸歯状の隊列などを指す」
ということがわかった。
同じ形状からポルトガル語では山脈、さらにカツオのことでもあるらしい。
総合すると「ギザギザ」か。
うーん、微妙。
しかしイタリア語では「温室」という意味があるという。
今ちょうどガーデニング本も出していることだし、これでいくか。
ちなみに effetto serra で「温室効果」。