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2011/01/28/Fri 初不動。
28日は不動尊のお縁日。
1月の今日は今年最初の縁日、「初不動」なので、成田山新勝寺東京別院こと深川不動堂へ出向いた。
昔は毎月、28日と隣の富岡八幡宮の縁日1日と15日には永代通り約400mに渡って屋台がひしめき合ったものだが、今はほとんどなく、寂しい。
対照的に、お不動さんの本堂はどんどん増築が進み、境内はお札受付とお守り売り場とおみくじが見るたびに増えている。
そして、昔は細々とやっていたお護摩修行が、参拝の目玉となっている。
ほら貝5人、鳴り物が左右に二人ずつ配置、大太鼓は3つ、ご信徒さんへの挨拶案内はマイクで、と力が入っていて、山の中の高尾山とは格段に派手だ。
管主さんの袈裟姿も金糸銀糸の派手ななりで、立ち座りの度に、後ろに控えた侍者がいちいち裾さばきを助けている。
後からどんどん増えていくご信徒さんに押されて、太鼓の真横に座ることになってしまった。
間近で響く鳴り物は頭と体全体を震わせる迫力で、高く燃え上がる炎とあいまって、心が一新される気がする。
昔は今ほど生活に音があふれていなかったから、寺社の鳴り物は大層特別なものに聞こえたのだろうと想像する。
初不動なので、お護摩札の数がいつもよりかなり多いらしい。
まだ時間前なのに、もうマイクを使ってお札を申し込んだ人の名を読み上げ続けている。
お護摩修行の時間内に読みきれないから、先に読めるだけ読んでしまっているのだ。
護摩を焚き始めてからの本来のタイミングに読み上げる名前は、もちろん初穂料の高い人たちだろう。
普段は1日5回のお護摩修行、この日は1時間ごとに10回も行なわれる。
これで稼げる初穂料の額は高尾山あたりとは桁違いだろうが、忙しさも桁違いで大変そうだ。
と、荘厳な雰囲気に浸りつつ俗っぽい想像をしながら、去年高尾山で買って早々と壊してしまった根付の代わりを買う。
そういえば幼少の頃からここに来ながら、お数珠を未だに持っていないな、と手始めに腕輪念珠も買う。
家にはロザリオもあるので、また宗教混合だなと思いながら、隣の八幡宮に向かった。
(この二つは地元ではセットで扱われていて、片方だけお参りするものではない)
あちこちに紅白の梅が咲いていて、まだ寒いものの早春が近いことを感じさせてくれる。
宗教混合なのは我が家だけではなかった。
八幡宮の参道は縁日に合わせてのみの市という名の縁起物(パワーストーンや怪しげなインド風彫り物など)フリーマーケットが開かれていたが、その中には十字架の置き物もキリストの絵もあった。
八百万のカミサマ方はやはり懐が深い。
2011/01/27/Thu 毛だらけ。
立春もまだだというのに、かりんさんは換毛が始まったようで、撫でるとハンパない毛が舞い散る。
その上、何やらやたらと甘えて腹を出して気を引いたり、膝にのしのしと乗って撫でろと命令する。
(無視すると手を噛んで指導される)
毛が抜けるのがむず痒いのか、それとも避妊手術の遅かったかりんさん、換毛とともにほんのり春気分なのか。
甘えてくるのはいいが、キーボードと画面が毛だらけで困る。
キートップを外したらどんな惨状か、想像するだに恐ろしい。
2011/01/26/Wed マニュアルを読まない。
昨日、新しい機械を使う時にマニュアルを読まず実践と体感で突撃していく、というタイプが3人、意気投合した。
3人の共通点は O型 だということだ。
こういう時、非科学疑似科学と言われながらも、血液型には何かあると思わざるを得ない。
ちなみにその筋では有名な、幼稚園児を血液型別にグループ分けして行動を観察したレポートでは、遠足の絵を描かせたところ、O型の子供は全員がお弁当を食べているシーンを描いたという結果が出ている。
私が小学校1年生になって、初めて書いた作文の出だしは
「わたしはおべんとうをみんなといっしょにたべました」
だった。
朝出発するところから始まらないあたりが1年生にしては斬新だというので、教育関係の新聞に掲載されたが、O型の発想としては当然だったのかもしれない。
さて、自炊。
例によってマニュアルを全く読まずに使い始めたドキュメントスキャナだが、失敗を繰り返しつつも、エラーを出さない給紙方法、効率のよいページ番号の振り方などを体で覚え、規格外に長いカバーの取り込み方も覚えた。
製本時のはみ出し、本の裁断がギリギリすぎるなどでノド側に接着剤が残っていることが結構多く、同じサイズを取り込んでいるうちは気づかなかったが、大きいサイズを読み込んだ時に、ガラス面に付着して筋が入る事に気づいた。
有機溶剤なら溶けるだろうと、手持ちの消毒用アルコールで拭いたらきれいになった。
あとで、アニオン性界面活性剤とかイソプロピルアルコールとか、自炊の先達のお知恵を知ったが、今のところ何とかなっているからよし。
炊いた後の本体は処分してしまうから、その後で失敗に気づいてもやり直しがきかない。
これだけは気をつけなければ、と思いつつも、きっとどこかでヘマをやるんだろうという自分不審が消えない。
マニュアル抜きの、失敗とやり直しを繰り返しての突撃型学習は流儀の問題だが、注意力だけは別物で、それについては全く自分を信用できないのが情けない。
そして、とにかく失敗しないためには、惰性で炊かず、きちんと取り込んでいるかを目で確認せねばならず、それはパラめくりであっても中身を見るということで……
お片づけと同じで、お約束のように本気読みになってしまったりで、これが一番時間を食っている。
2011/01/22/Sat 新年のご帰宅。
友人Tさんのお声掛けで、新年最初のお屋敷ご帰宅。
出掛けに鉢合わせてしまって逃げるわけにいかなくなった消防設備点検、うっかり電車乗り過ごし、としょっぱなから遅刻ギリギリの今年一年を暗示するようなドタバタを演じてしまった。
新年のデザートプレートはいちご尽くしと、新年らしい和風のもの2種類。
橙のアイスに心引かれて、和風の「神楽」にした。
橙のアイスは酸味がよく効いていて、さっぱりととてもいい。
甘酒のブラマンジェもほどほどに濃く、満足。
「オペラ」は普通チョコレートで作るケーキだが、それをきな粉で作っていた。
上の飾りは黒豆と金箔で、いかにもお正月。
本体はまさにきな粉の風味で、オペラの重厚さも増して、これまた満足。
切りのいい回数の帰宅を果たすと、「いつもの」カップが使える。
普段とは桁が一つ違う、特別なカップだ。
お任せにすると、お屋敷の印の蝶がカップの底に金であしらわれた、特注のカップが出てきた。
紅茶もパピヨン・サード。
サードダージリンは、きな粉のオペラに負けないしっかりした紅茶だ。
追加に、来月のチョコレート祭りを予感させるような、生チョコも注文した。
シャンパングラスに二粒、金のピックと共に現れた、濃厚なデザートの締めにふさわしい、抹茶と塩のチョコレート。
チャーリーというのは「チャーリーとチョコレート工場」からのネーミングだろうが、すり込みから、どうしても女王試験の休日に現れる中国系大阪商人の方を連想してしまう。
お給仕は今日でまだ5日目というピカピカの新人さん。
手順があやふやだったり、説明を間違えないよう一生懸命だったり、カップや皿を並べる手が震えていたり。
そして、Tさんのカップの名前を説明しようとして間違える。
Tさんが後で執事にそれを言ったら、ぐらりとこけて、もう一度カップテストをしなくては、と言っていたそうだ。
新人さんは大変だ。
でも、こんな初々しい時もほんの一瞬で、慣れればそつなくお給仕をしながらお嬢様との会話もウイットを混ぜて難なくこなす、小生意気なフットマンになってしまうのです、とのこと。
今日は子猫のように貴重な期間を楽しんだわけだ。
2011/01/21/Fri お買い物。
普段使いのコートをクリーニングに出してしまうことにしたので、新しいコートを買うことにした。
(もうちょっと服に気を使っている人は、TPOや気分や服に合わせて初めから何着もコートを持っているのだろうが)
今年は寒いので、がっつり冬対応のものが欲しいこともある。
おりしも駅前のビルは早くも冬物クリアランスセール、30%、50%、60%引き、と魅力的な価格のバーゲン品があふれている。
しかしたまにしか服を買おうと思わないので、思い立った時には、服のラインの流行が頭の中のイメージと変わっている。
最近の流行はこうで、こういう着方をするんだ、と頭の中を切り替えるのに一巡。
さて、ではどういうデザインや値段がいいか、と絞るのにまた一巡。
実際に決めて買うまでにまた一巡、とまる半日をかけてお買い物。
目的のコートの他に、中に着る物数着、選択がシンプルなのでそれをカバーするネックレスなど数個。
バーゲンマジックで大きな買い物袋をいくつもぶら下げて帰ることになった。
「これは出しておいたらヤバイな」と思ったものを、テーブルの上に放置しつつも、一応紙の下に隠した。
が、翌朝起きたら、やはりやられていた。
ウサギの毛のシュシュ。
ココアさんは目ざとくこの獲物を見つけ、大喜びで狩って遊んだらしい。
初めて着ける前に毛が床に散乱しているのは、悲しい。
2011/01/20/Thu 用法・用量は確かめて。
ココアを作るために、いつもは目分量で入れているココアパウダーの量を量って、説明書き通りに作ってみた。
……いつも倍近く入れていたらしい。
用量を守ったら、いつもよりちょっとあっさり味の飲みやすいココアができた。
いつもティーバッグで買っていた紅茶の、茶葉を売っているところを見つけたので、そちらに乗り換えた。
ティーバッグの内用量を一応確かめて、それと同じ重さの茶葉を量ってみることにした。
……思ったより少ない。
これも予想の半分近く。
疑いつつもティーバッグと同じ量だけで淹れてみたら、ちゃんと飲み頃の濃さのストレートティーができた。
目分量だけでなく、時々はちゃんと基準を確かめるのも、大切なようだ。
いつも大匙で大量に茶葉を使って淹れているミルクティー、こちらの方も上を参考に茶葉を減らしてみた。
水6対牛乳4の濃いミルクティー(昔は牛乳100%だったが好みが変わった)なので、ストレートの1.5から2倍くらい入れる。
それでもいつもより少ない。
……店で頼んだ時出てくる、ちょっとあっさり目のミルクティー。
というか、薄い。
濃い味にすっかり慣れてしまったようだ。
これだけは自分レシピで、大量に使おう。
2011/01/18/Tue ラッキードラゴン。
友人Aさんの日記で久しぶりに第五福竜丸の姿を見た。
最初にこの船の名前を知ったのは小学校の時読んだ、「トーキョー夢の島」という児童向け小説だった。
60年代のゴミ問題を取り上げた内容に、廃船として夢の島でゴミに埋もれていた第五福竜丸が出てくる。
高校に上がった頃、自転車で埋立地を徘徊していた時に、船が再発見されたその夢の島に、展示館ができていたことを知る。
高校の社会科研究部は当時やたらと映像活動に力を入れていて、まだ高価なビデオデッキやカメラなどを購入し、作品を作ったりしていた。
第五福竜丸を見つけた、と私が報告したことで、カメラとマイクと録画デッキを一人ずつ別々に持たなければならない重くて大きな機材を抱えて、社研は展示館に取材に出た。
予約なしの突然の訪問にも関わらず、館長さんは高校生にやさしく、普段は人を入れない船の内部まで見学と撮影を許し、丹念に説明してくれた。
広い太平洋を旅するマグロ漁船の内部はとても狭く、こんな中で23人もの船員が死の灰を浴びて、恐怖に耐えながら日本まで帰ってきたのか、と皆が神妙になった。
その後、学校近くの駅前で道行く人に「第五福竜丸を知っていますか?」などと突撃インタビューをし、(マイク係は私だった。ヲタク特有の制服・髪型ともに学校規則徹底遵守のマジメ外見だったから)第五福竜丸ビデオを作った。
インタビューで第五福竜丸を知っていたのは、やはり高年齢の人がほとんどで、展示館ができていることを知っている人はいなかった。
ふーん、で終わってしまう人、当時の記憶を語りだす人、様々なやり取りがビデオに収められた。
とはいえ、高校生は3年で卒業してしまうもの。
教師は数年で異動してしまうもの。
第五福竜丸の内部は当時は結構貴重映像だったと思うが、その後どうなったのかはわからない。
(製作作品の中には在学中に観光会社などに買われた物もあるが、この映像はそこまで至らなかった)
ただ、「特別に」見せてもらった体験だけが、その時居合わせた数人の貴重な記憶として残っている。
そして、帰港ののち放射線除去と改造を受けて東京水産大学の練習船となった福竜丸、老朽化し夢の島(正確にはその隣の第15号埋立地)で発見された時の船名は「はやぶさ丸」だったという話に、「はやぶさ」は蘇るものなんだなぁと、あらぬ方向に感心したりする。
2011/01/16/Sun 悪天候の特異日。
共通一次の昔から現在のセンター試験に至るまで、この二日間は必ず悪天候に見舞われるニュースが伴う。
今日も900以上の観測所でこの冬一番の最低気温を観測したというから、その威力は衰えていない。
雪の舞うニュース画面を見ていると、この日に限って必ず口ずさんでしまう歌がある。
試験の日に一番まずい歌。
♪桜散る 桜散る 雪の面影なぞるように
桜散る 桜散る もう君が見えないほど
(「桜散る」 さだまさし)
昔から、入試の前日に友人と連れ立ってアイススケートに行くような天邪鬼だったが、他意はない。
西高東低の冬型気圧配置な限り雪なんか決して降らない東京で、しかも大手町より今日も1度以上気温が高い下町住まいの、縁遠いからうらやましい気分ならちょっとあるかもしれない。
2011/01/14/Fri みかん色。
籠の中に、みかんと、生姜糖と、あと一つ。
去年のミネラルショーで衝動買いした、みかん色の石。
オレンジカルサイトという。
つまり方解石の一種で、炭酸カルシウムの鉱物で、石灰岩の主成分。
鍾乳石となったり、無色透明なものは菱型の結晶になっておもしろい光の屈折を見せたり、変成して再結晶すると大理石になったりする。
オレンジ色は不純物による。
これをテーブルの上にころんと置いておいたら、来客に「みかんかと思った」と言われた。
実際、衝動買いしてしまったのは、みかんのようにおいしそうな色と大きさだったから。
本物のみかんと共にこたつの上で陽射しを浴びて、とても暖かく見える。
「石にパワーをもらう」ということが本当にありうるなら、金運!恋愛運!とむさぼるのではなく、石とヒトの目が合った時に漠然としているけど何かいいな、と感じるような波長とともにやってくるような気がする。
2011/01/13/Thu 健診結果。
11月に健康診断を受け、結果が今頃になって返ってきた。
BMIが正常値ギリギリなのは置いといて。
血圧も、長年「下が高めですね」と言われ続けているが、その値は四半世紀の間、微動だにしていないのでいいとして。
尿酸値も、女性にしては高めと言われるが一応ずっと正常範囲に収まっているのでいいとして。
耳を今、酷使しているので、聴力正常に安心した。
「会話法:正常」ってのは、初めて見た。
(聴力検査の一環。問診が普通に聞き取れるかどうかを診断している)
血球も肝機能も糖代謝もクレアチニンも申し分ない数字、HDLコレステロールもトリグリセライドも完璧正常値なのに、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)だけが一桁突出している。
あと1mg/dlで要経過観察の値になるが、まさに首の皮1枚で正常値。
きっとポテチと歌舞伎揚げとベビースターラーメンと麦チョコと板チョコの食べ過ぎだろう。
しばらくおやつはにらみ納豆((C)中島らも)にしよう。
解せないのが視力。
幼稚園時代から今まで、左目が遊んでいる、ガチャ目と言われ続けていたし、今回りの物を見ても、右目なら見えて左目では視界全体がぼやけるのに、左は過去最高の数値が出て、右がそれより下だった。
今回使った視力検査機は数m先のCマークを片目を隠して読むのではなく、双眼顕微鏡のように両目で機械を覗いて映し出された検査表を、片方を閉じたという感覚が全くないまま読むという初めて使うもので(深視力・スピード視力検査などで近い形の検査機が使われているので、運転免許所持者はなじみがあるかもしれない)、見え方に少し戸惑ったものの、測定にそれほど違いはないはずだが。
加齢で見え方が変わっている事は否めないが、それにしてもわからない。
最近はPCモニタの光を見続ける事が増えた目。
もう加齢も否定できない目。
ガチャ目で乱視で両眼視機能が弱くて、眼鏡を作るなら処方箋があったほうがいいです、既製品なんて言語道断、と眼鏡屋にも言われた問題アリアリの目。
目はオタライフの基本中の基本だから、いずれ近いうちに眼科にかからなければいけないはずだが、その「いずれ」が高いハードルになって、いつになるのか見当もつかない。
先を見通せないアタマが、一番の根本的な難点かもしれない。
2011/01/11/Tue 自炊始めました。(いや、これから始めます)
本などをスキャナで読み込み、デジタル化することをネット俗語で自炊という。
「自吸い」が語源とされる。
動詞も「炊く」。
初期は、アイロンで背の糊を溶かし一枚ずつバラして、フラットベッドスキャナで歪みや裏表を確認しながら読んでいたが、やがてドキュメントスキャナが登場し、フラットベッドと性能を比較されながらも広まっていった。
性能はどんどん向上し、自炊と言えばドキュメントスキャナが当たり前になった。
そして今や「自炊」の一言を検索するだけで、一番最初に本の電子化のページがヒットするようになり、NHKの生活番組でさえ「自炊という行動が広まっている」と取り上げる。
自炊の世間認知とともに、学校や一部の企業などでしか見かけなかった、本1冊を丸ごと切れるギロチンカッターがセットで語られるようになった。
その自炊セットが、我が家にもついにお目見え。
価格はちょっと張るが、700冊も炊けば安い電子化代行サービスを使うより元が取れるという計算になった。
(労働時間は含まない)
とはいえ、どーーーしても本そのものを残したい物も数多くある。
自炊の心得にも、「本をバラす勇気」がスキャナ、カッターと共に必需品として挙げられている。
とりあえず、比較的楽に勇気を出せそうな本1000冊をリストした。
がんばって部屋の省スペースを図ろう。
2011/01/10/Mon 観葉ハイビスカス。
今年は厳冬で、暖地江東区でも最低気温1℃とか2℃とかいう日が続いている。
おまけに風が強い。
夏に剪定もされずに伸びまくったハイビスカスはベランダ一番の大きさになり、頭でっかちのせいで毎日のように倒れている。
越冬下限温度は3℃とされていることもあり、ついに室内に入れた。
徒長もしているし根詰まりも懸念されるし、ここでばっさりと強く剪定して根も整理、土も一新するのが本当なのだが、ずぼらガーデナーは、居間に置いたその存在感にちょっと惚れて、しばらくこのままにすることにした。
樹高は優に150cmを超えている。
5年前もらってきた時は30p程度だったのに。
その脇に寝そべるかりんさんも、拾った時は手のひらサイズが今や大猫。
どちらも南国気質で、どことなく似ている。
一足先に室内入りしたアスパラガスも、大胆な一面とても繊細で、いろいろ手間がかかるあたり、ココアさんと似てるかも、と思う。
2011/01/04/Tue 乳製品。
ココアさんは乳製品が大好きで、チーズはもちろんのこと、酸っぱいヨーグルトまで夢中で食べる。
その話を年末にコミケ会場でしていたら、じゃあ、バターも食べるかな、という話になった。
猫はそもそも油を好むし、きっと条件ばっちり。
コミケのハイテンションでの話なのでそこで終わればよかったのだが、興味は残って、トーストを作るついでにバターナイフに残ったバターを舐めさせてみた。
目の色が変わり、なくなると下に落ちていないかと必死で探し始める。
チーズの時と同じ反応。
チーズにはもれなく食塩が入っているし、ヒト用のバターにも食塩が入っているが、バターなら製菓用無塩のものが存在する。
それならいいだろうかとつい考えてしまったが、お菓子を作る時に使うバターの量は大抵多いので、チーズのように小分けのものがない。
やはりプレーンヨーグルトで我慢してもらうのが一番のようだ。
お腹の健康にも効いているようだし。
2011/01/03/Mon パワースポット。
パワースポットがブームだ。
しかしあまり行きたいと思わない。
むしろ、パワーをもらいたいなら、ブームで人が殺到する場所には行くべきでないだろうと思う。
なぜなら、聖とされる場所に無闇に人を呼び寄せるのは、聖地を壊すための手段だから。
聖別された場所・物はまず秘匿される。
禁足地、秘仏など。
公開されるにも奥まった場所に安置される。
信仰を集め持続させるためには参拝のための舞台(寺・社・教会など)とそこに至る道を作る。
来る者に制限を科し、手順を踏ませることによって信仰を撚り集め、聖としての場を保つ。
そこに観光とかブームとか、俗によって人が押し寄せ、踏み荒らされると、聖は壊れる。
新たなデートスポットとか言われたら、俗の極みだ。
このブームが続くうちに、今までパワーが実際にあった場所もどんどん消耗していくかもしれない。
――と、かつてムーなどに嵌っていた名残でつい思ってしまうのだった。
元気が欲しいなら、ひと気のない森の中や海岸で大声で歌でも歌うのが一番いい気がする。
実際、梅雨の季節の青木ヶ原、前後左右数キロに渡り誰もいない樹海の中で思い切り歌うのはとても気持ちよかった。
霊感ゼロってことかもしれないけれど。
2011/01/01/Sat あけおめことよろ。
今日の日の出時刻は6時50分だが、マンションに阻まれて初日を拝んだのは7時頃。
厳密には、その残念なマンション越しに、光だけは見ているのだが。
(中央やや右よりの建物の中の光点)
夜明け前には有明の月と明けの明星も見えた。
皆様の新しい一年がよい年でありますように。
本年もよろしくお願いいたします。