時々日記。


風の向くままに書き散らしています。

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2013/02/27/Wed    ケータイなくした。

ぐだぐだ過ごして2日間、さて仕事の準備と思って青くなった。
ケータイのメールの音をまったく聞いていない。
探せるところを全部探しても
 な い !

今やメールも財布もSuicaも定期券もスケジュール管理も全部ケータイの中。
もちろん電話も固定電話なしのこれ1本。
もう生命線と言っていいのに、やってしまった。

必死で落ち着いて、2日前にメモを見ながら銀行に行ったのが最後だとひらめいた。
すぐに銀行に行き尋ねると、忘れ物は向かいの交番に遺失物として届ける、と告げられた。
向かいの交番では、所轄の警察署にまとめられるので、と遺失届けを書くことに。
連絡先が当の遺失物のケータイしかないと言うと、ああ、と苦笑された。
最近はそういう人も多いに違いない。
すぐに問い合わせがされ、果たして――――

あったーーーーー!

身分証明の保険証を握り締め、すぐさま警察署に向かった。
すぐに解決して本当に助かった。


そして実は今日は、財布の盗難にあって警察呼んで指紋取りと事情聴取されて、被害届けを生まれて初めて書いてから、ちょうど1年。
また警察署のお世話になるなんて情けないにもほどがある。

2013/02/26/Tue    日蘭貿易熱が過熱気味。

ネットに入れば情報は何でも転がっているいい時代。
だが言葉の壁の向こうにはさらに未知の世界が広がっている。
というわけで、オランダ語をかじり始めた。
めざすは、商館長ドンケル=クルティウス直筆の風説書草稿。

単語のつづりにドイツ語寄りと英語寄りがあって、ごちゃごちゃになりがち。
ネットをうろつくだけなら意味がわかれば問題はないけど、英語読みドイツ語読みの混じったひどい覚え方をしそうだ。

多分オランダにまで行くことはないし、行ったとしてもオランダはマルチリンガルな国で、外国人には普通に英語やフランス語などに切り替えて話すそうなので、役には立たないだろう。

そしておそらくそんな理由もあって、日本語のオランダ語教本は少ない。
蘭日辞書なんか、1冊しか存在しない。
オランダ語を専攻する学科が日本の大学にないというのは、日蘭貿易や開国に与えた影響などの歴史を考えると寂しい限り。


とりあえず、独立戦争やプロテスタントカルヴァン派の絡みで必ず出てくる「ゼーゴイセン=海乞食」という単語が、日本のオリジナルと呼べるほど間違っていることはわかった。

『「海乞食(ワーテルヘーゼン)」と呼ばれる海賊軍団(ゼーゴイセン)を組織し』
とか書かれているのを見ると、もはや意味が破綻していると思う。

Zeegeuzen はゼーヘーゼンと読むし、Zee(海)geuzen よりも Water(水・海)geuzen の方が一般的だし、ドイツ語では Wassergeusen ヴァッサーゴイゼン。
ゴイ「セ」ンと発音する単語はないとオランダ史研究者が繰り返し言っても、なぜか日本の世界史では変わらない。
(英語の仕業かとも思ったが英語では Sea Beggars で無関係っぽい)

美化の激しい海乞食は他の抵抗勢力と比べてならず者扱いされていて、ゴイゼンそのものもカルヴァン派はむしろ少数でルター派やカトリックなど雑多な集まり、だいぶイメージが変わりそうだ。

2013/02/25/Mon    6m30cm。

青森県酸ヶ湯で観測史上最高の積雪量更新、5m50cm、と、昼のニュース番組。
ここのAMeDAS観測所は先年、積雪計の長さを延ばしたばかりだそうだ。
それが6m30cm。
温暖化が叫ばれる昨今、こんなに早くに観測不能量に近づくとは思っていなかったろうなぁ。

日本は世界でも例外的なほど低緯度地域の平地に積雪する国で、富山から北海道にかけての日本海側は世界三大豪雪地帯のひとつで、都市としてはダントツの降雪量。
Wikipediaで「豪雪地帯」を見ると、そのダントツぶりがよくわかる。

まあ、東京は今日も一日ピーカンで乾燥注意報発令中で、ちょっと夜明け前に氷点下になっただけで寒い、たまらんと大騒ぎで、酸ヶ湯の雪を1/10でいいから分けて欲しいとか他人事のように言う一方で、仕事では北の大雪の影響に振り回されてぶーたれているのだが。

2013/02/20/Wed    こなあああああああああああああああああゆきいいいいい……

PCのキーボードに蜂蜜落とした。
当たり前だが、べたべたとタイピングしずらい。
メンドクサイが、キートップをはずして、拭き掃除した。
スムーズに動くようになった。

冬になり、室温が低くなり、キーボードも冷えた。
拭き取りきれなかった蜂蜜が固まってキーが粘っこくなった。
使い始めてキーボード面が温まれば問題ないので放置。
年が明けた頃から空調で部屋の乾燥が進んできた。
蜂蜜も相当煮詰まったとみえ、温めてもキーが固まり気味に。

よりによって固い現場は、一番使用頻度の高い「A」のキー。
タイピングの度、あああああああああと続くのでめっちぁストレス。

↓こんな感じ。
たあいぴんぐのたあああび、ああああああああ後続くのでめっちゃあああああああストレス。

なのに、まだ再度掃除をすることもなく、じぶんはあいったいなあにとたああああああたあああかあっているのだああろうとそろそろおもいはああじめてきたあああああああ

…………そろそろ掃除しようと決心し始めたので、あと1、2週間くらいでキートップをはずすだろう。
きっと。

2013/02/16/Sat    週末のこんな夜中には、

全編ほぼ肌色のポエムドラマを垂れ流すVシネよりも、アルカトラズの獄死者幽霊やミシシッピ川の幽霊船を追っかけるディスカバリーチャンネルがやっぱり面白い。
アメリカのオカルト番組って、全然怖さがない。
タメがないというか、あっけらかんとしているというか、多分怖さのツボも演出の方向性も日本とはまるっきりずれているんだろう。

むしろ「拷問の歴史」のような検証ドキュメンタリーのほうが、怖い事実を淡々と連ねていて見るのに気力体力が削られる。

2013/02/15/Fri    続・ベネディクト16世、退位表明。

The Voice of Russia より。
http://japanese.ruvr.ru/2013_02_13/104526870/

ヴァチカンでは、ベネディクト16世の退位が発表されたが、神秘的な自然現象がそれを彩ることとなった。住民らは11日、近く退位するとの宣言がなされた後、雷が始まったという。そして稲妻が会堂を打った。BBCニュースが伝えた。

信者らの一部はこれは神の意思だと考えている。ベネディクト16世が退位の意向であることは、カトリック教徒らの間に動揺を生んだ。ある人々は退位は教会分裂の原因になると考えている。というのも600年前、グリゴリオ12世の退位の後にそのようなことが起こったからだ。また17世紀、アイルランドの聖マラヒが行った予言、つまりベネディクト16世が最後の法王となる、ということも懸念されている。

ローマ法王が正式に退位するのは、2月28日の現地時間で20時。ベネディクト16世は現在85歳。彼は2005年4月に法王となったが、選出された時点で、クレメンス12世以来最高齢の法王だった。


時事ドットコム掲載の写真も。
http://www.jiji.com/jc/d4?p=wwp718&d=d4_sce
さすがシスの暗黒卿。
演出がパネェです。

2013/02/12/Tue    ベネディクト16世、退位表明。

存命中の退位は約600年ぶりだそうだが、もう85歳だし体力的に限界を感じるのもわからないではない。
現実と真正面から向き合う、ドイツ人らしい決断と言えるのかも知れない。
シスの暗黒卿ネタがもう使えなくなるのはさびしい気もするが。

そしてまたコンクラーヴェ(教皇選挙)が開かれる。
日本語で「根くらべ」と聞こえるので、前回話題になった。
1268年にクレメンス4世が逝去したあと、次の法王選出が3年近くも紛糾したことに業を煮やした民衆が、選挙者たちを会場に閉じ込め食事さえ窓から差し入れて、法王が決まるまで決して外に出さなかったという由来がある。
コンクラーヴェは「鍵をかける」という意味で、まさしく「根くらべのカンヅメ」に遭ったわけだ。
その伝統のカンヅメも、前回2005年にはかなり緩和されている。

前任者のヨハネ・パウロ2世が選出されたのは、1978年だった。
そのまた前のパウロ6世は15年間在位した。
15年と27年のあとで8年とは、ずいぶん短く感じる。
いや、1978年にはその間に、在位33日間で謎の死を遂げてしまったヨハネ・パウロ1世がいたっけ。


ローマ法王に関しては、有名な予言書がある。
「全ての教皇に関する大司教聖マラキの予言」
1143年に即位した165代ケレスティヌス2世以降の、112人(最後の予言の扱いによっては111人)の歴代教皇について、それぞれ一行で語った予言だが、実際には16世紀に書かれた偽書と考えられている。
しかし、ローマ法王と予言は書かれた16世紀以降も続いており、それが当たっていれば充分に予言だ。

パウロ6世は「花の中の花」。
紋章が花の中の花と言われる(現代ではバラにその座を譲っているが)ユリだった。

ヨハネ・パウロ1世は「月の半分」。
あまりにも短い在位期間を指すと当時は言われたが、今では半月の日に生まれた、教皇就任の日に下弦の月だった、とかいうことが語られている。
予言解釈なんて何を当てはめてもいいということがよくわかる。

ヨハネ・パウロ2世は「太陽の労働」。
即位当時は勤勉なポーランド人であるとか、「空飛ぶ聖座」と呼ばれるほど世界を駆け巡った仕事ぶりとか。
最近は、部分日食の日に生まれたとか、他界した6日後に金環皆既日食があったとか。

ベネディクト16世は「オリーブの栄光」。
教皇名の由来ベネディクトゥスが設立した、ベネディクト会のシンボルがオリーブの枝だそうだ。

昔は、「オリーブの栄光」はカトリック教会が放つ最後の光とイメージされていた。
なぜならこのあと、予言は例外的な文章が綴られて幕を閉じるからだ。

「ローマ教会の最後の受難の間、ローマのペテロが即位する。
彼は大いなる試練のうちに羊たちを司牧する。
その試練が過ぎたのち、七つの丘はことごとく破壊され、恐るべき審判が人々に下される。
終わり。」

すっぱりと「終わり」だ。
なんて潔い予言書。
ちなみに「七つの丘の町」はローマを指す。
世界のオカルティストたちが、次のコンクラーヴェで選出される「ローマのペテロ」を、wktk……じゃない、戦々恐々として注目するさまが、もうすでに目に浮かぶ。

2013/02/08/Fri    ハーブのリキュール。

冷え性で〜、と話していた知り合いから、「ハーブの恵み」という酒をもらった。
なんと、養命酒の姉妹品。
13種類のハーブのリキュール、とありその内訳は、甜杏仁、クロモジ、シナモン、高麗人参、サンザシ、ナツメ、クコの実、桑の実、ネムノキ、リュウガン、クローブ、カルダモン、花椒。
冷えにとても効きそう。

ストレートでなめてみると、結構甘い。
ショ糖・オリゴ糖が入っている。
薬っぽいようなそうでもないような、不思議ラインの香りと味。
悪くはない。
おまけのアレンジレシピに豆乳と4:1という飲み方があったので、作ってみた。

……甘みや香りを加えた調整豆乳が嫌いなのを忘れていた……次はジュースにでも入れてみよう……

2013/02/07/Thu    「17世紀のオランダ人が見た日本」

風邪のカラダ休めに一気読みした。
めっちゃくちゃおもしろい。

17世紀のオランダは、海上帝国、黄金時代、といいつつも、スペインから80年がかりで独立を果たしたところで、東インド会社を設立したらしたでイギリスなどと衝突を繰り返したり。
成長するには強く、貪欲にならなければならない。
そんな頃に掴んだ超大口の取引先「日本」だから、詳細な観察が繰り返し本国に送られている。(実際、東インド会社の収益の半分は日本との取引だったとか)
でもよく見ると、報告者の驚きを隠せないカルチャーショックや個人的な憧れが大部分を占めている。
だからこそ、ヨーロッパで最新の「日本伝説」として注目されたらしい。

皇帝(実際には将軍である徳川家のこと)の居城はオランダには存在し得ないほど広大で、江戸そのものも巨大な都市で人口も圧倒的に多かった。
商館員は、この皇帝が動かしうる兵力を50万人と見積もった。
当時ヨーロッパで最も権勢を振るったハプスブルグ家の兵力が約15万人。

後水尾天皇の行幸に遭遇した商館員は、その途方もない壮麗さに絶句している。
裕福、成功、「品格のある生活」の象徴であった希少な高級馬車の値段が約800ギルダーとされていた時代。
その商館員の見積もりでは、天皇の「乗物」の価値はおよそ199500ギルダーだそうだ。
ダイリ(内裏=天皇家。将軍家との力関係がよく理解できなかったらしい)はローマ法王のような、しかしもっと神秘的な存在と伝えられている。
年がら年中絶えず儀式や宴会が行われているので、想像を絶するほど裕福と思われたらしい。

日本女性に対しては、品格や従順さを絶賛している。
その裏には、当時から男性よりも強いオランダ女性と比べた羨望とか理想化とかが見える。
宗教施設(寺)で率先して推奨される男色の習慣は、男色が死罪になる当時のオランダ人には恐怖に近い衝撃だったらしい。(今は同性愛天国らしいが……)

豊かで我慢強く、礼儀正しく頭が切れるが、無慈悲で残酷で、邪悪な偶像崇拝を行う、絶対的に力強い、しかし侵略しもされもしない泰平と美を愛する帝国。
ヨーロッパで戦争に明け暮れ、東インドで略奪と略奪まがいの強引な商売と、略奪そのものの植民地支配で稼ぎまくったオランダ人が、一歩出島に入ったとたんに、ひたすら平身低頭で誠実で従順な商人に徹していたのは、こんな日本幻想が下敷きにあったのかな、と想像する。

2013/02/05/Tue    風邪を引くと、

お肌がすべすべ絶好調になる。

体調不良をタテに、爆睡するからだろうか。(今回はネット張り付きで寝てないけど)
お茶ばかり飲んで、プチ断食するからだろうか。(真面目に薬飲むと食べざるを得ないけど)
カビ生える勢いで加湿するからだろうか。(あ、加湿器空っぽ。足さなきゃ)

症状は薬でだいぶ楽になった。
7種類も出されて効かなかったらそれは大問題だが。

どうでもいいけど、IMEの辞書に「加湿」がなかった。
「加湿器」はある。
どういうことだ。

2013/02/03/Sun    風邪・薬・判断力低下。

風邪引いた。
医者行った。
薬を7種類も出された。

インフルエンザではなかったのが多分不幸中の幸い。
でも仕事は休む旨連絡をして、爆睡した。

10時間寝て、薬飲まなきゃ、と起きる→何も食べてないので飲めない
皿を洗って猫にご飯やって、薬飲まなきゃと思う→自分はまだ食べてないので飲めない
お茶を入れてちょっと本に手を出す、早く薬飲まなきゃと思う→まだ食べて(ry
パンを出して読みながらでも食べよう、早く薬飲まなきゃ→本に夢中でまだ食べて(ry

そんなことを繰り返して2時間たった。
これ書き終わったらご飯食べて薬飲む。
コミティア欠席です。
いろんな人にごめんなさい。