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2015/10/30/Fri 晴海のおもひで。
[もうすぐコミケ40周年!「晴海」で開催されていたコミケを振り返ってみた]
というタイトルにつられて、SNSの企画に投稿したので転載してみる。
初めて行ったコミケが晴海で最初の開催だったから、語りだすとキリがない。
最初は南館だけで、600サークルくらいで、今では「たったそれだけ」だけど当時はとてつもなく多く感じた。
カタログはまだなくて、チラシ1枚に地図とサークル名一覧が書かれていた。
この頃はまだ徹夜規制はなくて、先頭には登山用のコンロで朝のコーヒーなど沸かしている泊まり込み組がいたっけ。
当初、、晴海へは自転車で行ったが、会場周囲や客船待合所あたりに停めておいても問題にならなかった。
回を追うごとにどんどん規模が膨れ上がって、あっという間に規制されるようになったが。
当時は開催時間も今より長く、午後5時までだったので冬は終わるともう真っ暗だった。
それでも(今も古いジャンルはそうだが)みんな閉会までいた。
コミックシティなど印刷所母体の即売会が参入してくるまではコミケは晴海で開かれるただ一つの、そして常に空前絶後の規模の同人誌即売会だったから、晴海はまさしく「聖地」だった。
我が家に残るサークルの古文書地層には、まだコミケ24の申し込みセットが保存されている。
今と違ってただの厚紙の、とてもシンプルな入場券とか。
当時は全ての参加サークルを回ることができた。
全てを見渡すことができ、どこにも手が届いた、前人未到のイベントを作る熱意が直に伝わったあの場所を経験したことは、ヲタク生活の根幹に近い記憶だと思う。
2015/10/20/Tue 飲むハーブ酢の怪。
希釈するタイプのお酢ドリンクを買ったものの、涼しくなってそれほど欲しくなくなり、ついに作ったものを一晩放置。
翌日飲んでみたところ、味がしなかった。
まるで水のように。
人工甘味料が使用されていたので何らかの原因で分解したかとか、考えてみたのだが、メーカーの商品情報によれば甘味成分には砂糖や黒糖も含まれ、りんご酢、レモン果汁、クエン酸、ジンジャーエキスと酸味もしくは刺激を感じる成分もある。
なのに全く感じなかった。
疲れすぎて舌がバカになっている可能性も頭をよぎったが、直前までに口にした飲み物も食べ物も特に異常はなかった。
何が起きたんだ、ハーブ酢。
まだ原液は大分残っているが、なんだか微妙な気分で飲む気がしなくなっている。
ただでさえ人工甘味料の後味がキモチワルくて後悔していたのに。
何とか消費はしようと思うが、スーパーで手に入る希釈のお酢ドリンクはほとんど人工甘味料使用ばかりで元々好きじゃないので、贅沢だけど来夏は高尾山で買う「権現力」一択でいこう。
2015/10/19/Mon まじれす!
密林から荷物が届いた。
はて、なんか新刊出たのか、わくわく。
――と、箱をあけたら、エロゲだった。
いや、ポチった記憶はちゃんとあるし、内容は知っている。
ただ、設定画集も持っていて、ネタとしてはそれで充分なはずだった。
徹夜明けに密林や楽天に迷い込んじゃいけない。
モノは新品で、メインヒロインのフィギュア付き初回限定版、ただし、2004年の。
OSがWin2000〜XP、CPUがPentiumU500MHz以上、メモリ64MB以上と、はっきり時代の隔たりを感じる。。
当時1万円もしたのか。
でも限定版新品が今でも手に入っちゃうということは、売れ行きはお察しだ。
内容はファミレス同士がスタジアムでサービスを競うというカードバトル方式。
ぱんつだらけのゲームはともかく、登場人物の名前が話のネタだった。
メインヒロインが「深空『つばさ』」でコンビを組むのが「鈴木『みさき』」、チームに『若林』と『森崎』がいる。
ライバル店には「東堂『日向』」、『若島津』や『沢田』がいたり、「『三上』純」『新田』『佐野』『次藤』『橘』(立花)、「『松山』(なぜか)弥生」『小田』などがいる。
スタジアムの進行役は『浦部 友』。
もちろん元ネタのような少年漫画絵ではなく、巨乳やつるぺたの萌え娘。
主人公は「『本郷』丈太郎」だ。
性格や設定はネタ元をはっきり下敷きにしている。
――ということから差分も含めたエロ絵まで、設定画集に全部入っているからゲーム本体まで買う必要はなかったはずなのに、寝不足の頭が思いつくことはわからない。
とにかく、11年前の新品のエロゲ「まじれす! おまたせ♪Little-Wing」がここにある。
ないアタマをキリキリ絞ってフル回転で休日出勤・残業付きで仕事したあとは、ひたすらおバカになってオンナの子の攻略にぐへへへと緩むオヤジになって休めとでもいうのか。
素人目にも微妙な出来の、スカートまくり上げておパンツを見せているつばさちゃんのフィギュアをどうすればいいのか。
密林のレビューによれば、ゲームは悪くないものの致命的なバグがあるらしい。
メーカーはもう解散していてウェブページもないので、有志が保存しておいてくれたパッチを当てて、とりあえずみさくら絵のOPを拝んで日向でも攻略するか。
2015/10/18/Sun 夜中の遊園地。
流石に1時半ともなれば、いかに週末の夜でも遊具は止まって灯りを落としていた。
平日ならば当然か、0時前には静かになっている。
歴史的な建物の前の様子が何やら幻想的で好きだ。
新しいカメラのアングルがこれまた新鮮でいい。
週末、遊具が止まってもまだ元気なのが EURO PUB で、ここは平日0時、金・土ともなると3時まで営業している。
夜は10℃程度まで下がる雨模様なのに外で飲んでいる人たちの様子はいつ見ても飽きない。
古都と現代的繁華街、どちらの顔も同じ広場に同居しているのが面白い。
2015/10/17/Sat 夜の遊園地。
恒例、ダム広場の移動遊園地。
相変わらず寒くて雨がちなアムステルダムの中央に、派手な電飾がきらめく。
ウェブカメラでは音はわからないが、行った様子がYouTube に結構アップされており、かなりにぎやかなことがわかる。
今年はカメラがHDになってより大きく鮮明に映り、新しい自動巡回のカメラもついて角度が違う絵も見られて、新鮮な気分で毎日のように眺めている。
”kermis op de dam”で画像検索すると、静止画ながらもっと様々な角度から見られる。
朝から、現地は金曜の夜なので時まで動いてるんだろうと張り付いていた。
なんと0時過ぎまで遊具が動いていた。
止まることも多いので、もしかしたらお客はそれほどでなくても来るたびに動かすんだろうか。
アムステルダムはそれほど大きい都市ではないし住宅街もそう遠くないと思うが、夜中までこういうことができるのか。
古い石造りの街は、音も案外吸収するんだろうか。
フジテレビが年越しに花火を打ち上げた時には、周辺(お台場だから住宅からは離れていると思うが佃島からも見えた)からものすごい勢いで苦情が来たそうだが、国民性の違いでそういうことがなかったりするんだろうか。
2015/10/14/Wed 用途に合う服。
洗濯したワッフル生地のパジャマを畳んでいて、部分的にワッフルの風合いがなくなっていることに気付いた。
平たく、柔らかく、つまりは擦り切れている。
背中のあたりで、なるほど寝間着は寝ている間にこすれる背中部分の消耗が大きいのか、と納得した。
その割には真っ先に穴が開く場所でもないけれど、寝相に合った部分強化寝間着なんてあったら面白いかな、と想像してみた。
今は亡き指揮者山本直純さんがエッセイで、オーケストラの団員の服について書いたことがある。
例えばチェリストの服は腿あたりが楽器に当たってテカテカになる。
袖も弓を使ってこすれる。
他のパートもそれぞれ。
野球のユニフォームがにポジションに応じて装備を変えるように、団員の燕尾服も変えられたらいいのに、と。
楽団員は楽器に衣装に交通費にと、とにかくお金がかかるので、ユーモアたっぷりに書いていても実は本気だったかもしれない。
その昔、毎日関東一円を歩きまくっていた仕事の頃、夏も冬もタイトスカートにストッキング、パンプスという服装が、とにかくつらくて仕方なかった。
大股で急ぎ足で歩きすぎて、タイトスカートのスリットはすぐ裂ける。
パンプスは長時間歩くのに全く向かない。
そして消費が激しすぎてアタマを痛めたのがストッキング。
夏はできるだけ薄くて通気のよさそうなものを選ぶが、汗でへばりついて通気なんて皆無で、その上伝線しやすい。
むくみ軽減のために着圧ストッキングなんかも使ってみたが、これが編み方のせいかことのほか伝線しやすい。
おまけに、歩き続ける摩擦で足の裏の指の付け根あたりが融けて、一日で穴が開く。
冬は冬で、開き直ってタイツに変えて、160デニールとか厚さ重視で選んでも寒さは全然防げない。
パンプスとタイトスカートに合わせても変に見えない靴下とか、ビジネス用途に耐えるもっと丈夫で長時間履けて足に負担がない靴というのはないモノか、とずいぶん考えたが、ダメだった。
OLの標準装備というのは全く、全天候型のオフィスで座っている以外の行動を想定していない。
外回り用の新常識がそろそろ出てきてもいいのに。
今はまた違う機能を職場の服装に求めて右往左往している。
夏の熱風、冬の切るような寒風、走り回ったり、一日微動だにしなかったり、多様な役割に応じた服装。
それを合わせるのは、毎日天気予報と協議してもバクチに近い。
だからいつも着替えや補助着など、あるかもわからない場面に備えてストックしたりする。
いっそロッカーにワードローブを作りたい。
そんなこんなで寒暖差の大きな季節を乗り越えるとひたすら寒い冬が来て、冬山登山用のごついアンダーウェアを出す。
天気予報に悩む春秋よりも、ひたすら寒い冬の方がつらいけど服の用意に迷いがなくて楽、と思えるようになってきた。
最低気温が10℃台前半になってきたら、その季節がもう間近。
2015/10/06/Tue ナチュラルボーンマッスル。
ヒトが家にいるとかりんさんは、散歩をねだって(させない)おやつをねだって(よく負けて出す)、ヒトをクッションに寝そべったり乗ったりと忙しい。
家の中は狭いから、退屈しているのはわかる。
その間ココアさんはフリースの自分領地に居座り、今日みたいに寒い日は半纏も占拠してぬくぬくしている。
どちらにしろ基本食っちゃ寝しているヒトでいえば「引きこもりニート」で、しかも真正肉(魚)食獣という偏食。
なのにこやつらは自分の何倍もの高さに苦も無く飛び乗る。
障害物(かっ散らかった部屋)をひらりひらりとかわす身のこなし。
鍛えもしないのに、もうどっぷり中年なのに全身バネになる。
油断すると筋肉がなくなって、油断しなくても豚以上に脂肪のカタマリなヒトと比べて何という違い。
妬ましい。
いや、ごくまれに、プロレスラーのように筋肉ムキムキだけど特に鍛えはしていないよ、というヒトもいる。
「ラグビーをしたことがないラガーマン」と評され、「ナチュラルボーンマッスル」と自称する芸人。
体質って時に奇跡を起こすようで、うらやましい。
特に利点になる体質も持たず、むしろ厄介な癖をあれこれ抱えて、ヒトは今日も関節を伸ばしたり筋をほぐしたりと努力に追われる。
そしてナチュラルボーンな猫ズのマッスルを捏ねまくって、暖を取りつつ和んで日が暮れる。
2015/10/04/Sun おべんとつけてどこいくの?
かりんさんが、お口の端に「お弁当」をつけていた。
さっき出した缶詰のまぐろのカケラ。
猫って食べたら顔を洗ってきれいにするものじゃなかったのか。
9歳にしてますます食欲旺盛な秋を迎えたかりんさん。
9年前は7歳以上用のキャットフードが「高齢食」で、7年で老齢入りの覚悟をするのかー、と思っていたが、猫の寿命は格段に延びて9歳、さらに11歳と高齢のカテゴリーが変わりつつある。
それでもそろそろと思いつつも、高齢食はフレークが細かかったりとろみがついていたりして、我が家のふたりはお気に召してくれない気がする。
元々猫は急にフードを変えちゃいけない(お腹を壊すことがある)生き物だし、今急いで変える必要もないし、急いじゃいけないし。
肥満猫と痩せ猫にそれぞれ合ったものをと衝動買いした体質別フードは、ものの見事に両方から嫌われて失敗したし。
(というか、肥満は太る食べ物、痩せは痩せる食べ物が好きという法則をきっちりなぞっている)
とりあえずあと2年くらいのうちに考えよう。