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2008/07/31/Thu 忙しい。
そのはずだ。
いや、実際仕事は山積、旅行の準備もしていない。
放置しすぎてスイカ畑のようになったプランターの、朝顔十数本を、いまさら一本ずつ丁寧に解いて誘引なんかしている暇はないはずなのに。
なんで余計な作業というやつは、必要以上に癒されるんだろう。
2008/07/30/Wed イギリスの禁煙法。
昨年7月に厳しい禁煙法が施行されて一年。
http://www.news-digest.co.uk/news/content/view/2249/198/
イングランドでは7月1日からついに、公共の屋内空間を全面的に禁煙とする禁煙法が施行された。
スコットランドや北アイルランドでは2006年から施行され、また欧州大陸に目を向ければ既にイタリアやスウェーデンでも同様の措置が取られており、愛煙家の肩身はますます狭くなるばかり。
その影響はかなり大きい。
http://www.news-digest.co.uk/news/content/view/3760/3/
一方、かつては紫煙で満ちていたパブやバーは客足が落ち、閉店に追い込まれる店が急増するなど、禁煙法は一部で“副作用”も出ている。
英ビール・パブ協会によると、昨年閉店したパブは1409店で、06年の216店、05年の102店から激増。同協会は理由の一つに「禁煙法の影響」を挙げた。(共同)
今はオフィス、パブ、レストランなどの閉鎖された空間が対象なので、店の前の路上で飲みながら喫煙する人が増えたというが、これでは彼らの楽しみ「一杯引っ掛けながらTVでサッカー観戦」ができない。
今後はバス停、スタジアム、オフィスの玄関など屋外にも適用を考えているとかで、そのうちパブの店前でもだめ、ということになるかもしれない。
05年に旅行したときのイギリスは、嫌煙国アメリカになれた身には驚くほどタバコに寛大な国だったが、いまやヨーロッパで最も厳しい国を目指しているようだ。
ぬるいギネスをあおりながら知らないチームを一緒に応援した、あの親父さんらも家にこもってしまうんだろうか。
自分は自身が吸わないので、吸わん人間のそばでタバコを吸うな、吸いたくない人間の肺にまで紫煙を撒き散らすなと思う反面、アルコールが入るとタバコも欲しくなる動機もわからないではないので、酒場くらいはいいんじゃないかと思っている。
でも禁煙席もあったらいいとも思うし、吸わない人間の勝手な想像だが、トイレと同じく生理現象を吐き出す感覚で店に禁煙ブースがあれば、案外何とかなる人は多いんじゃないかと思っている。
要は長年の習慣だろうと。
でもそれを打破するのが、理屈でなく情動の面が大きい分、多分難しい。
嫌煙な自分でも、パブの親父らが陽気に煙を吐いているのを止めたくないし、描く時もある種のキャラクターにはタバコをくゆらせたいと思ったりもするくらいだから。
2008/07/29/Tue ふと、
昔描いた同人誌のことを、思い出す。
マッドなサイエンティストたちが、理科年表の毒物の化学式を見ては忍び笑いをしたり、培養がん細胞の染色体変異に興奮したり、アイドル声優のDNA解析写真ににやけたりするだけのマンガ。
「笑う科学者」という味も素っ気もないタイトルだったが、今ならきっと「萌える科学者」とかつけるんだろう。
そういえばあの当時、DNA解析はまだ「DNA指紋(フィンガープリント)」と呼ばれていた。
国内で、民間で受託していたのはまだ当時勤めていた会社だけで、ヒトDNAの解析には弁護士の証明やいろいろな書類が必要で、とても大掛かりで高価なものだった。
けれど、今ではポータブルマシンが開発されてどこでも出張可能だわ、25分で結果が出るわ、当時より短期間、安価で塩基配列まで解析できちまうわと、ため息しか出ないほど進化してしまっている。
今あの題材で描いたら、どんなことが描けるだろう。
進化しすぎた分、却ってつまらなくなったりして。
それにしても、レトロでこれ以上進化しようがないのかもしれないが、分裂中期の染色体を写真に撮って大きさ順に並べて目視でで異常を見る染色体検査が、20年前と費用が変わらず(当時82000円で受託)、いまやDNA解析が同じような金額というのは、不思議。
2008/07/27/Sun 今日も、
少々のお湿りはあったものの、山梨県から東に移動してきた雷雲は、東京を避けるように埼玉を経由して千葉へ。
落雷情報を確かめながら、
http://thunder.tepco.co.jp/index.html
はるか北東の地平、千葉上空の稲妻をきれいねー、と眺めている。
被害が出るような危ない場所でなく、丈夫なコンクリートジャングルの中なら、風も雨も歓迎するのに。
2008/07/26/Sat 降る降る詐欺。
雨が降るぞ降るぞと言い続けるのに、結局一向に降らない気象予報。
昨日あったはずの今日の雨予報も、いつの間にか消えていた。
昨日なんぞ、夕方、地平の向こうから真っ黒な雲が迫ってきたんで、今日こそはとわくわくしつつ、東京アメッシュ(都下水道局がレーダー雨量計を利用して作っている降雨情報システム)
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/index.html
を監視しつつ、窓際に張り付いて待っていたのに、(私の机が窓際にあるだけともいう)風が強くなっただけで、一適も降らなかった。
雨雲レーダーを見ると、結界でも張られているように東京23区の上空に来る前に雨雲が消えている。
代わりに動画サイトで落雷の動画を探したり、昔手に入れた落雷と豪雨の音源CDを引っ張り出して癒されてみたけれど、
やはり腹の底から響くような生の音でないと物足りない。
今市の、あのバケツの底を抜いたような夕立が恋しい。
2008/07/15/Tue ファニー・メイ。
CNNニュースを流していると、ここしばらくファニー・メイの話題が連日取り上げられる。
Fannie Mae は、「連邦住宅抵当公庫」。
サブプライムローンの関係で、注目を集めていることは理解できる。
しかし、私にとってのファニー・メイは、シカゴの老舗チョコレートショップ Fanine May の方。
2001年に買って、アメリカ流の死ぬほど甘いチョコレートながら、とてもおいしかったのを覚えている。
ただ、こちらも波乱の21世紀を迎えたようで、2005年に破産、ユタ州の会社に買い取られたとか。
暑くて自粛せねばならないというのに、ニュースを見るたびチョコが食べたくなって困る。(麦チョコ ポリポリ)
2008/07/14/Mon 怪現象。
入浴中、ドアの方から子供の声がはっきり聞こえた。
浴室のドアはスリガラスなので、猫が声が届くほどの場所にいればガラス越しに映るはずだし、直後にドアを開けても、そこから続く廊下にも猫はいなかった。
……お盆ですが、お子さんを連れてお見えでしょうか。
縁者に夭逝した年少者は心当たりがないのですが、どちらさまでしょうか。
2008/07/13/Sun 暑い。
今日も真夏日、太陽が重い。
去年猫のためと言ってエアコンを入れるまでは、扇風機と除湿機のみでしのいできた家だが、今年は思わぬ強敵が現れた。
37インチプラズマテレビ。
熱量が半端じゃない。つけている間の輻射熱がすごい。裏に回ると、もっと熱帯。
誰だ、かなり電気使用量は抑えられてますとか評じたのは。
跳ね上がった電気代が、全部この熱に化けていると考えると、とても理不尽なものを感じる。
しかし、冬にストーブ代わりになるほどの熱量でもない、半端な奴。
そして、腹を出してでろでろに溶けていたのが、エアコンを稼動させると、活発になる猫。
ココアさんが熱を出した時、ドクターには「もうエアコンつけてます?」と、冷やしすぎを疑われたが、つけたら元気になって、運動会始めました、先生。
2008/07/12/Sat なんだったの。
夜、突然玄関で、キャンキャン! と小型犬が鳴く声。
――ではなく、ココアさん。
彼女の声は普段から、にゃん、でも、にゃあ、でもなく、アン! だ。
しかし、威嚇するような大きな声は、めったに出さない。
何事かと、同居人と二人で飛んでいったが、特におびえる様子もなく、何もない。
しかし、数十分後、再び大きな声が玄関から――
こんなのを、十数回繰り返した、夏の夜。
まさかと思いつつ、
「すいません、どなたでしょうか、ここでは何もできないので、お引取りください」
と声に出さず唱えてみたら、その後ぴたりと止んだ。
あるいはもう夜明けだったからかもしれないが。
その後「誰」だったのかと、想像してみる。
通りすがりの方なら、確かに何もできないので、お引取りいただいて間違ってはいないが、気の早いご先祖がフライングで様子を見に来たんだったら、どうしよう。
同居人の実家のお盆は8月だそうだから、もし血縁者なら私の親とか祖父母だ……
いや、どうしようもないが。うち、仏壇ないから、いてもらう場所ないし。
2008/07/11/Fri 猫は元気、だが。
かりんさんの目は、点眼液を続けて1週間、すっかりきれいになった。
今日はココアさんの通院2回目、念のためということで飲み薬を処方されたが、体温は平熱に戻り、食欲も心配ないレベル。
体重がわずか1日で100g以上増えたのが謎だが。(昨日からトータルで100gも食べていない)
今日はヒトの調子が悪い。何のたたりだ。
頭をわしづかみにされたような鈍痛、肩こりというか、じんじんするような肩から腕にかけての重いだるさ。
そろそろ余裕がないというのに。
<おまけ>
つい先ほど、「お加減どうですか!?」
とIさんから電話を受ける。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!
……今日は浩子さんのライブで、同居人ともども行くはずだったのに、すっかり頭から抜け落ちてた。
平身低頭、ご心配かけてごめんなさい。
まるで猫が心配すぎて二人で欠席したようだが、単に目の前のことに気をとられて、ぼけていただけ。
もったいないことをした……いつかリベンジしてやる……
2008/07/10/Thu ココアさん、病院へ。
今度はココアさんの様子が変なので、病院へ。
食欲がなく、この暑いのに今日は水さえほとんど飲んでいない。
おもちゃにも反応が鈍く、丸まっている。
右目が涙目で目やにが出ている。
「食べないんですぅ〜」と症状を訴えた割には、体重は前回(半年前くらいか)と変わらない、4.7kg。
スリムな割に、いや、かりんさんがモコモコの厚着猫だから、アンダーコートの薄さが際立つのか。
体温を測ってもらうと、40℃もあった。
猫の平熱は38℃前後、ヒトにしてみれば常に熱があるようなもので、見分けにくい、と白状すると、普段触っても冷たい耳が熱くなることで判断できると教えられた。
ひとつ賢くなった。
まずは風邪を疑って、抗生物質と解熱剤を注射する、と言われ、そのまま薬の準備を待っていると、注射器二本と一緒に、大きな点滴バッグが運ばれてきた。
自分らの後ろに、点滴治療する犬でも控えているのかと、一瞬思ったが、二本の注射の後、「何も食べてないんじゃ脱水起こすからね」と、ココアさんに点滴針が刺された。
と言っても、ヒトのように時間をかけるわけでなく、注射と変わらない速さで、大量のリンゲル液が背中のだぶだぶの中に流し込まれる。
わずか 1、2分、大急ぎの作業。
帰って、ひと寝入りして、薬が効いたらしいココアさんは、ご飯を要求するかりんさんの元気な声につられて出てきて、少しだけウエットフードを食べた。
少し安心。
しかし、これで症状が改善しなかったら明日は血液検査。
軽くてすみますように。む〜。
2008/07/09/Wed 【SF祭り!夏といえばSFだ!なんでだろう?】
復刊ドットコムの、今日届いたMLのタイトルがこれ。
なんでだろう? ……って、誰がそんなことを。
コアなSF者はともかく、本を買う一般お客さんに、SF大会がそう大きな影響を及ぼしているとも思えないが。
編者にSF者がいるんだろうか。
ともあれ、SF祭りということで、全集やら、エルリックシリーズやら、ル・グウィンやら、いろいろ復刊されている。
もう終わったと思っていたキャプテン・フューチャーシリーズの「別巻」なんてのが Amazon でお勧めされていたのも、ここの仕事の続きだったか。
シリーズの長編は最初のハヤカワ文庫で全て持っているし、取りこぼした短編のために、この東京創元社版の第11集も買った。
しかし、今回はハミルトンでなく、翻訳者野田昌宏さんのオリジナル……ちょっと微妙……迷うな……
2008/07/08/Tue 5.25kg。
日曜に病院で量ったかりんさんの体重に、でかい、と驚かれたので、写真を撮ってみた。
ココアさんは多分 4.5kg くらい。
二匹とも体型は至って普通だと思う。
少々お腹の辺りがだぶだぶしているのは、オトナ猫の仕様。
骨格が、二匹とも思い切り洋猫なのだ。
特にかりんさんは、拾った2ヶ月の時分から、手足は太くて大きかった。
写真に撮ってみると、まるであの頃と変わらないような気がする。
……いや、多分性格も。
2008/07/07/Mon 病欠。
朝から、腹痛と、胃痛と、吐き気と、寒気と、頭痛に襲われる。
ここまで症状がそろっているのは久しぶりなので、覚悟を決めたものの、薬さえ飲めないのには参った。
吐瀉物の中に、飲んで30分も経たない鎮痛薬が含まれているかいないかが問題だ。
全く吸収していなければもう一度飲んでもいいが、そうでなければ、規定量を超えるのが嫌だ。
溶けた半分なりとも胃から吸収されていることを祈って、横になり、ごろごろとのた打ち回る。
薬の半分が効いたのか、疲労したのか、気絶するように意識が遠のき、しばし眠る。
目を覚ましたあと、6時間経っていることを確かめて、改めて薬をアクエリアスで飲み下した。
こういう時、浸透圧が調整されたスポーツドリンクは助かる。
これがなかった昔、こういう時どうやって水を飲んでいたのか、思い出すこともできない。
(多分、ほんの半口くらいずつ、だましだまし飲んでいたと思うが。でなければ、脱水で死んでいる。)
幸い、夜にはほとんど回復した。
割と早い方。
同居人がさっぱりしようと作ってくれた冷やし中華も、無事胃に収まった。
経験上、スポーツドリンクだけをお友達にした断食を、まる2日くらいやると、そのあと半月くらい、お肌がこの上なく絶好調になるのだが、正直、この忙しい時期に、そんな暇はない。
さっさと健康になって、修羅場に立ち向かうに限る。
2008/07/06/Sun かりんさん、病院へ。
朝――と言っても昼近く、起きると、かりんさんの右目が半分開かないのに気づく。
幸い、近所の病院は日曜も午前中は診療できる。
同居人が、あわてて連れて行った。
貴重な日曜、午前中だけの診療とあってか、病院はえらく混んでいたらしい。
待つこと1時間半、よほど暇を持て余しているのか、「混んでる」だの、「かりんさんが文句言い続け」だの、「やっと座れた」だの、逐一メールが来る。
そして、診療室を出たところで、「シャワー準備(お願い)」のメール。
どうやら、起きしなを連れて行ったので、膀胱にたまっていたのか、待合室でもらしてしまったようだ。
病院はそういうことには慣れているので、「しちゃったね」の一言で、拭いたり、ペットシーツをあててくれたりと、てきぱき処置をしてくれたらしいが。
かりんさんがぎゃあぎゃあと文句を言い続けたのは、「トイレに行かせろ」ということだったのだろう。
(前にも同じことがあった)
そんなわけで、知らないところに連れ出されるわ、おもらししてしまうわ、体重5.25kgとまた太ったことを暴露されるわ、と災難続きのかりんさんに、帰宅するまもなく、さらに恐ろしい敵が襲ってくる。
籠からシャワーに直行。
しばらく洗っていなかったので、これ幸いと念入りにシャンプーする。
毛梳きしてもしても取りきれなかった冬毛の残りが、塊になって流れていく。
かりんさんは興奮すると二本足立ちになってドアにすがるので、腹を洗いやすい。
やっとシャワーから逃れたら、今度はキョーフのドラーヤー、次は大嫌いな毛梳きブラシ。
これでもかと襲い来る敵に、披露困憊する様子を少しも見せないのがかりんさんの体力。
脱走を数度試みながらも引き戻されては暴れた挙句、とどめの目薬をさされて、やっと開放されたのは、外出から3時間半後だった。
これだけされれば、普通しばらくは警戒もしようというものだが、普通じゃないのがかりんさんの脳みそ。
30分後には、腹が減ったとヒトのひじを噛んで催促に来た。
やはり(体重も態度も)大物なのだった。
目は、多分雑菌ということで、抗生物質入りの目薬を処方された。
暑くなってきたので、冬の間上がらなかった、そしてヒトの掃除が行き届かなかった家具の上で遊ぶようになってきたので、埃にやられたんだろう。
ごめん、かりんさん。
そして、行き届かない夏はまだしばらく続く。
2008/07/05/Sat キーボード。
デスクトップ機のキーボードは、同居人に譲ってもらったミニキーボード。
隣にマウスを置いて使っていた。
長年、勤め先でも家でもノート型ばかり使っていたせいで、マウスの操作が苦手。
タッチパッドなら指先一つ、手首から先しか使うことのないキーボード操作が、マウスが加わるとひじから使う必要があるし、場所も取る。
狭い場所でマウスをぶつけつつ、時にキーボードを押しやりつつ、使っていた。
それだけなら慣れの問題なのだが、キーボードに問題が出てきた。
突然、入力したキー(ランダム)が入力状態から開放されなくて、だーーーーーーーと入力し続ける。
ホットキーでもそれは起こるので、space キーを押して変換しようとする時それが起こると、候補が滝のようにめまぐるしく変わり続ける。
(候補の多い語句で、変換キーを押し続けてみると再現できる。うっとおしさを実体験したい方はお試しを)
それでなくとも、ノートと配列が違うのでと、BkSp と入力切替、右の shift とエンターを押し間違えるのが毎回のお約束に。
確かにストレスになってはいたのだった。
秋葉原に出掛けた今日、量販店のキーボード売り場で見つけたのが、ノートと同じ配列、同じキータッチで、タッチパッドもついているモノ。
加えて、PageUp/Down キーもあるので、いちいち両手で Fn と方向キーを同時に押す必要もない。
(以前使っていたノートは、方向キーのそばに Fn キーがあったので、片手で操作できるのに慣れきってしまっていた。
ただ、JIS 配列では Fn キーが左にあるのが標準なので、右にある方が希少なのは承知しているし、現在使っているノートの方も同じく左に Fn がある。)
よだれをたらして眺めていたら、同居人が買ってくれた。
譲ってもらったキーボードが不調になったのは、別に同居人のせいではないのに。
素直に喜ぼう、わーいわーい。
しかし、変えれば変えたで、厄介だったはずの前の場所に入力切替キーを探してしまったり、わざわざ両手で Fn + 方向キーを使ってしまったり、マウスを握ろうとしたり。
使い勝手と言われるモノの半分は、理屈でなく慣れとか、癖とかでできているんだろう、としみじみ思う。
2008/07/04/Fri 重量制限。
ワールドコンでパーティーをやろうとか、そこにあれこれ持ち込もうとかもくろむと、日本から持って行かねばならない荷物が激増する。
帰りにへヴィタグをつけられるのは毎度のことだが、上限や超過の規定を確認しておこうと思い立つ。
まずHISに聞いてみたけれど、普通、観光客はそんなに大量の重いものを持って行かないようで。
あらためて、航空会社の受託手荷物規定を確認する。
今回使うシンガポール航空の国際線エコノミークラスは、2個まで預けられる。
上限は1個につき23kg、かつては32kgだったが、改められたらしい。
……燃費高騰してるからな。
しかし、「超過料金をとる」という記述と、「超過はできません」という記述があって、矛盾する。どっちだ。
厄介なことに、今回、目的地まで乗り継ぐ米国内便はユナイテッド航空だ。
こっちは最近規約が改定されて、チケット購入時期と出発時期によって課金が違う。
私らの場合、1個目は無料、2個目が25ドルかかる。(今後は1個目も15ドル課金されるらしい。)
……燃費高騰してるからな……
しかし、国際線航空券で乗り継ぐ客は、2個とも課金されないともある。
国際線はシンガポール航空だけど、そのままユナイテッドに乗り継ぐんだけど、適用してくれますか、無理ですか。
で、23kgを超えた場合の超過料金は、こちらは取るとは書いてあるけど、金額が明記されていない。
とりあえず、シンガポール航空に問合せメールを出した。
航空会社はなぜ電話してもいつも誰もいないのだろうと思いつつ。
つくづく、航空会社のシステムは厄介だ。
ここで解決すれば、ユナイテッド航空にも出さなくて済んで、楽なんだけど。
そして、あと一ヶ月、燃油サーチャージがこれ以上上がりませんように……
……燃費……バカみたいに高騰してるからな……
2008/07/03/Thu フォネティックコード。
耳で聞いただけでは間違えやすいつづりを、正しく伝達するために作られた通話表。
「朝日の『あ』、いろはの『い』」
というやつで、特定の趣味や職業に付く人には常識だが、そうでない人間には存外遠い存在であり、決まったコードがあると知らない人も少なくない。
同居人は、特定の側なので、ナチュラルにそれを使う。
私も、縁遠い側ながら、知識は持っているので、会話に齟齬をきたすことはない。
アルファは『A』、ブラヴォーは『B』、チャーリーは『C』……
いや、知識なんか持っていなくても、頭文字で言葉を確認している、ということは普通に会話すればわかるだろう。
そのコードを聞くたび、私がビミョーな気持ちになるのは、それを初めて耳にした場面が悪かったから。
アポロ計画出来レース説、大国政府は宇宙人と密約を交わしている説、ひそかに火星移住計画が進行している説を混ぜ込んだ、イギリスのジョーク番組「 Alternative 3 」。
そいつをタネに作られた伝説のトンデモ番組、木曜スペシャル「第三の選択」を、当時そういうものが大好きだった私も見たのだった。
月面で、宇宙飛行士が、地上の指示を受けながら移動する、その地上との交信に、「アルファに移動せよ」とか、「ウイスキー」「ロメオ」とかの言葉が入っている。
いかにも重要な機密が含まれているかのように、ナレーションが入る。
「『アルファ』、『ブラボー』、『チャーリー』、これらの謎の言葉は、いったい何を表すのだろうか」
A地点、B地点のことだろう、くらいは頭が回った。
たとえ、『ロメオ』か『ウイスキー』に宇宙人が待ってたりするんだろうか、とわくわくするコドモであっても。
ただ、それがNASAの専売特許ではなく、国際的な規約に基づく――つまり、ある人々にとっては常識的に普及しているコードと知ったのは、突然「そうだ、アマチュア無線やろう」と、教本を手に取ってからだった。(実際に免許は取らなかった)
がっかり。
そして、「第三の選択」から四半世紀経ってしまった今でも、あのコードを聞くと否応なく、矢島正明さんの声が再現されてしまう。
だから柔軟な年齢の脳に刻み込む知識は、よくよく選ばねば取り返しがつかない、という教訓だろうか。
どれほどオトナが選ぼうと、コドモはろくでもない方から選んで刻み込んでいくものだが。
2008/07/02/Wed 申し込んでしまった。
ガタケット100。
100回記念のスペシャル。
〆切直前まで迷った末に、初めて直接参加しに、新潟まで出向くことになった。
池田秀一さんと、古谷徹さんがトークショーをやるからと……
普段東京で仕事してる人を、東京から新潟まで見に行くとは、いかなる図だと思いつつも。
開催は8月31日、これで、8月の土日は全て吹っ飛んだ。
想像するだに、今から頭がクラクラしてくる。
同行のIさんは直参経験者だから、その点は心強いが、半月みっちり修羅場をこなして、コミケ、SF大会、ついでに大阪のスーパーシティをハシゴして、の最終週に変わりはない。
正気を保って参加できますように……
2008/07/01/Tue 東京MXが、
月曜夜19時に、タイムボカンを放送している。
言うまでもないが、この時間、日テレ系で新作ヤッターマンを放映中。
……新作を気に入らないMX社員が喧嘩でも売っているんだろうか。