時々日記。


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2013/05/30/Thu    ぱふぱふ焼き。

今日もアムステルダム王宮前広場のウェブカメラを覗く。
なにやらスタジアムが作られていて、客席もあるところを見ると、今週末大きなイベントがあるようだ。
手前に張られたテントに、Poffertjes という文字が見えたので、ググってみた。

小さなパンケーキのようなお菓子の画像。
スタジアムの入り口ではなく、スナックの屋台のテントだったようだ。

Poffertjes ポッフェルチェス は、小麦粉と蕎麦粉の生地をイーストで発酵させて焼く、小さくて口当たりの軽いパンケーキだそうだ。
鋳物や銅で作られた専用の器具を必要とし、その型に生地を流し込んで、片面が完全に焼きあがる前に器用にフォークでひっくり返す……
……まるでたこ焼きのような。
と画像検索したら、本当にたこ焼き器のようなもので作っていた。
笑えるほどに似ている。
ただし、かけるのは粉砂糖やバター、蜜、ホイップクリームなどで、基本甘い。

ポッフェルチェというのは、焼く時に生地から空気が抜ける音からつけられた名前だとか。
(チェはミッフィー=うさこちゃんの本名ナインチェのチェと同じで、小さくてかわいい様子をさす)
ならば日本語の擬音的に、ぱふぱふ焼きと命名しよう。

ちなみに同様のお菓子はデンマークにもあるそうだが、名前は Aebleskiver エイブルスキーバーと可愛くない。

写真は屋台で焼かれるポッフェルチェ、完成品一例、ご家庭用ポッフェルチェ焼き器(丸型もある)。
Poffertjes Poffertjes2 Poffertjes3

2013/05/29/Wed    18時間寝てしまった。

むくんでる……
腰痛い……
頭痛い……
関節が動かない……
ジンジンしびれる……
胃が何も受け付けない……

回復に失敗したヤバイ感がひしひしと。
とりあえずぬるい風呂に浸かって血流を戻して。
水分と糖分と塩分を摂ってマッサージで体液動かして。

脳は大体1時間半で回復するが、体は1日4時間半は眠らないと回復しないと医者に言われた。
確かに、座っているだけで頭と手しか動かさない原稿の修羅場は何週間続いても、風呂に入って眠ればすっきりするものな。
体を酷使した後はすぐに平常に戻ると危険なので、あと1週間はハードモードのつもりで回復アイテムフル活用しなければならない。
外回り時代の体で覚えた方法。

安請け合いで休日出勤した挙句体調不良で通常勤務を休みます、なんてみっともなくて口が裂けても言えないので、意地でも回復させる所存。
このモチベーションが普段さっぱり発揮できないのが不思議だ。

2013/05/28/Tue    アムステルダムの夜。

爆睡して早朝に目が覚めたので、ちょうどいい時間、とアムステルダムのウェブカメラを見てみた。AMSTERDAM
現地はまもなく23時、でも予想通り空がまだ明るい。
ロンドンでもそうだった。
緯度が高いため日の入りが21時半と日本ではありえない遅さで、夏時間で数字の上でも1時間前倒し。
さらに緯度が高いグラスゴーでパーティーで遅くまで出歩いた晩に、一体西の空が真っ暗になるのはいつなんだとちらちら注意していたら、日が変わる直前になってもまだうっすら地上と空の境界が見えていた。

こんなところに住む人たちが東京に来たら、やはり夏の夜の長さ、暗さに驚くんだろうか。
そして冬の明るさ、晴天続きの乾いた空に驚くんだろうか。
アムステルダムは日の出が8時半を回る上、曇りと雨が続くのが冬だ。

アムステルダムの気温の低さに先週驚いたが、実際今年は記録的な寒さで、オランダ人も驚いているらしい。
1962年が最も寒い春で5月の平均気温が6.5℃、今年は先週の段階で6.8℃、このままだと高くても7.0℃で終わりそうだとか。

オランダは九州程度の小さい面積しか持たないのに、なんとアメリカについで世界第2位の農産物輸出大国だ。
人工的に作った平坦地が国土の大半を占めるのと、そこで工業製品のように計画的効率的に農業生産を行った結果らしい。
(第三位がドイツ。ドイツ人とオランダ人の効率重視気質はよく似ている。)
でもこんな異常気象には、さすがに影響を受けるんだろうな。ERRO PUB

そして、夜のERRO PUB。
寒いのに、テラスで飲んでくつろいでいる人たちがいる。
大半は上着を着ているが、時々半袖のシャツのオヤジ(大抵恰幅がいい)がいる。
今日は大分暖かくなったとはいえ最高気温が18℃、最低気温は今夜も8℃の予想で、日本なら先月中旬くらいか。
やっぱり寒さに強いんだな、ヨーロッパ人は。

2013/05/27/Mon    _ノ乙(、ン、)_ 疲れすぎ金縛り体験。

完走した……
今回ばかりは怪しかった……
一番忙しいところに投入され続けて、楽する余裕がどこにもなかった……

約45分で効率よく睡眠休息がとれてほぼ確実に目を覚ますことができるCDアルバムがある。
(モノはアニメ映画のサントラなので効果は偶然で個人的)
終曲で夜が明けるように覚醒し、その後のボーナストラックの歌で完全に起きる。
が、この終曲で今日は金縛りに遭ってしまった。
瞼が開かない、指も動かせない、という夢を見ているカンジ。
現実世界に叩き出すようなパワーがあるボーナストラックの最後でなんとかやっと動けた。
頭は先に回復していつも通り起きようとできるのに、体の疲労度がかけ離れてしまって頭とつながらない、ような雰囲気だった。
金縛りって、頭と体のコネクションにこんなリンク切れが起きた時に現れるのか。

そんなことがありながらも無事切り抜けたが、最後の30分に、20人ほどの同僚を前に死ぬほど複雑な業務分担をアドリブで簡潔に講習しろ、という無茶振りをされた。
前にも、新しく導入した端末がめちゃくちゃ使いづらくて、でも自分の分担がたまたま先にそれを手にして研究していたので、同じように講習会をやらされたことを思い出した。

恥の再現。

そんなこんなで、逃げるように仕事を終えて、健康診断に臨んだ。
なぜか視力が少しよくなっている。
その他、物理的検査は体重以外 _| ̄|○; 変化なし。
この休日出勤・残業続きの5月の生活は、血液検査にはどんな影響を及ぼすのだろう……ねこズ
と不安になりつつも、採血ではここの真空採血管は二プロのネオチューブPETか、プレーン6mlは肝機能か、血清にして3mlも必要かねー? あとはフッ化ナトリウム(血糖用)2mlと、血液学的検査にEDTA2Kの2mlかー、昔は2Naが多かったけど2Kが普通になったなー、安定性かなー、そういえばあの頃は血糖値検査に目を吊り上げて「空腹時!」と言ってたよなー、今は最後に食べたのは何時ですかー、で逆算してくれるもんな、優しくなったなー、などと郷愁に浸ってしまった。
でも採血後、強制的に止血帯巻くとかどんだけ過保護なの。

解放されたら何もしないでとにかく寝るぞー、と決心したのに、寝る以外のあれやこれやがしたくてたまらなくなるのは、まあいつものこと。
ちゃんと我慢して休まないと後に響くのはわかってるんだけど。
というか、ちゃんと回復させずにまた休日返上なんかしたから、金縛りに遭ったんだけど。
とりあえずヒトがせかせかしていないので、ねこズもそれなりに解放されたようで、珍しくも貴重なかりんさんもの膝枕で甘えるココアさんという写真が撮れた。

2013/05/25/Sat    クリニック待合室で待ちぼうけ。

ドクターが遅刻魔ってどうよ。

朝1番の予約の時、私より後にクリニックに駆け込む。
ここ半年くらいは、診察開始時刻を過ぎてから飛び込んでくる。
その上、8月にロンドンに研究留学してしまうとか。
このドクターとはそれなりに長いので、せっかく付き合い方も慣れたのに。
(医者という職種は、料理人や魚屋さんと一緒。
全面的にお任せするものではなく、希望を伝えてプロの技を駆使して叶えてもらうもの)

ロンドンで研究生活とかちょっとうらやましいが、大丈夫なのか。
ちょっと不安だ。
後任は某国立大の助教授とか。
めっちゃ不安だ。

2013/05/23/Thu    またプチ繁忙。

また限界モード。
今年はなんなの……
一月に、ひと月で直ると言ってたモノが今やっと直りますって、どういうことなの……

限界明けに健康診断って、大丈夫か、ほんと……

うっかり絶望先生全30巻とドリフターズ(ヒラコー)と乙嫁語りを買ってしまった。
時間がない時に限って、読み込み系の本に手が出るのはなんでだ。

2013/05/22/Wed    Webcam。

10年以上前、初めてシカゴのアドラー天文台のウェブカメラを捕まえた。
夏に訪れたシカゴの海岸沿いの通りが真っ白な雪景色に変わっていて、そこを行き交う人を地球の裏側から見ているという現実のワンダーさにうち震えたものだった。
データの重さに死ぬほどてこずらされたが、向きもズームもこちらから操作することができて、自分がそこにいる感がハンパなかった。

今や世界中のリアルタイムな姿を、ウェブカメラで見ることができる。
が、ネット人口の増大から、多分もうこんな風に自由に操作できるカメラはほとんどないだろう。
アドラー天文台のカメラも、撤去されて久しい。

オランダのウェブカメラ設置点のまとめサイトがあったので、いくつかのぞいてみた。
オランダとの時差7時間(サマータイム中)。
日本の午前11時はあちらでは朝4時だ。
アムステルダムの王宮前広場は、夜明け前でもまばらに車や自転車が走ったり、人が歩いたりしている。
最低気温は8℃、最高気温も12℃程度、曇りと雨続きで風もそこそこ強く、服装は大半が厚手っぽいジャケットで、いかにも寒そうだ。
こっちは連日夏日だというのに。
5時ごろに空が白み始めてくる。
頻繁に画面を横切る鳥はかもめか、海に近いからか。
今日の日の出は5時34分で、日の入りは21時39分だそうだ。
(大体樺太の北端くらいの緯度。ロンドンも同じくらい)

ということが手に取るようにわかって、アドラーよりもはるかに画質のいいHD映像で、それなりに感動できるものの、単にテレビを見ているように物足りないのは、やはり自分で操作できないからか……


カメラは自動で時々切り替わったりするが、広場横の EURO PUB というパブが定期的にズームアップされる。
(動画下にバナーがあるのでスポンサーと思われる)
明け方だから閉まっているが、夜ここで飲んでたら全世界にモロバレなんだな。

2013/05/18/Sat    高尾山。

毎年5月の恒例行事、高尾山薬王院参拝。
時間もルートもすることも買うものも大体決まっているが、20年近くに及ぶとさすがに少しずつ変化もある。
上り道が男坂から女坂になったり、下山後に入る蕎麦屋を変えてみたり。

今年は久しぶりに頂上まで登ろう、という話になった。
薬王院からは約20分、と看板にはある。
けれど、その道が大問題だった。
階段になっていて、なまじの山道より急できつい。
そんなに階段なはずはないから〜と言いつつも、予想以上に階段続きで中には新設されたウッドデッキのような階段もあり、ミシュランの余計なご推薦のせいだ、と不満を述べつつ、ついに山頂に至った。

昔はのどかに木陰でレジャーシートを敷く人たちがいたのだが、そんな余裕などないほど人だらけ。
ここのところ雨に恵まれないせいで埃っぽい。
かつておでんで一杯やった山頂の茶屋はそれどころではない混雑だった。
ミシュランの益は客側にない。
唯一、きれいで大きい休息所と見まごうほどの立派なトイレが山頂近くにできたことくらいか。
そのそばの水道(飲めます、とちゃんと書いてある)の水がおいしかったのはよかったかも。
山頂で500mlペットボトルのお茶を買ったら200円だし。

霞がかかって幻みたいだけどー、あれ多分、おそらく、方向から言って富士山のはずー、という非常に心もとない富士山を拝んで降りた。

恒例の蕎麦は、今年は下山前に山門前の茶屋で「天狗そば」にした。
うどんかと思うほど太く切った特徴的な麺で、えび、舞茸、ミョウガのてんぷらに、白黒のきくらげ、なめこ、三つ葉、小口ねぎ、大根おろし、「天狗」の焼印が入ったかまぼこと具沢山。
汁は甘めで温かいのと冷たいのあり。

足が笑ってる、「あさってに」筋肉痛で動けなくなりそう、と口々に言いながら電車に乗り込んだあとはみんな爆睡だった。
その晩のうちにダメージはもう出たが、関節痛は3日後の筋肉痛よりヤバいと思う……
早朝からすたすたと参道を「散歩」するお年寄りを見習いたい……

2013/05/17/Fri    現代日本人の限界。

江戸時代のビジュアル資料はわずかなスケッチしかないが、幕末になるといろんな外国人が日本に来て写真を撮りまくっている。
当時の具体的なイメージを想起するのに、そんな写真集もいいな、と本屋でパラパラとめくった。
よければどれか買うつもりで。
街道とか、港とか、遊女や車屋、外国人にはどれも珍しく興味深いだろう、全く普通の人たち。

が、突然、広い庭の柵の上に首が数個「きれいに」並んで乗っている写真を見てしまった。
打ち首が晒されている刑場の写真だった。

なんとも言いようのない生理的にフクザツな気分になって、買い物はそこで中断した。
これは、あれだ、ネットで突然グロ画像を踏んでしまった時の気分だ。

当時の日本では処刑見物が一種の娯楽とも看做されていたとは聞いた。
これを撮った写真家も、ある程度慣れがあったろう。
(近代に至るまで、歴史はどこも血塗れで死体だらけだ)
日本で周到に死体が隠されるようになったのはつい最近のことだ。

写真集は問題のモノかそれ以外かはともかく、いつかどれか改めて買うだろうけど。
文明の利器のおかげで150年前の光景を見ることはできても、そこにリアルにいた人とは抱く感想は同時代の外国人よりもかけ離れている。
時間のふかーいくらーい深遠を覗き込んでしまったカンジ。

2013/05/16/Thu    また受け持ち範囲が増えるのか?

突然手招きされて。
やってみて、と。
そこは責任重大だからイヤです、とにこやかに拒否したのに、気がついたらマウスとハンコ持って数字と取っ組み合っていた。

直属の上司に爽やかに頷かれた。
本気で突っ込まれそうでイヤです。
責任に見合った給料貰ってるヒト達がやってよ。
切実に。

2013/05/15/Wed    捨て神様ご降臨ー!【熱烈歓迎】

先日の買い物ダッシュで注文した、シーツ・カバー類が届いた。
気持ちよく全とっかえして、古い物はゴミ袋に詰めた。
多分、猫汚れが多く、爪にもやられたりして消耗がヒトだけの時より早い。

で、詰め始めたらあれも、これも、とこの冬使わなかったものやそろそろ見切ろうと思ったものなどがやたらと目に付きだした。
おお、待望の捨て神様ご降臨。
忙しさの勢いがついたまま休息して回復して、なんだかハイになってるな、きっと。
ちょうど忙しさも谷間を迎えるし、暖房とおさらばして冷房にはまだまだ早い、窓を全開にして気持ちいい時期、軽やかに動ける今がちょうど捨て時。

気持ちは捨て時でも、ここで余計な仕事や萌えダッシュに引っかかったらそこまでなので、いろいろぐっと我慢して、捨て神様だけを捕まえておかねば。
せめて梅雨に入るまでは。
明日以降またしても4冊ほど本が届くけど。

2013/05/13/Mon    ⊂⌒~⊃。Д。)⊃

⊂⌒~⊃。Д。)⊃ オワタ…………

水曜までオヤスミナサイ…………

超勤手当てより代休くれよぉぉぉぉぉ……………………
(自分が課の中でもかなり仕事量が多いらしいことを知ってしまった。
同じ担当箇所によく当たる再雇用の元課長が「ちゃんと評価されてる?」と聞いてきた……
評価してくれ。代休くれ。)

2013/05/12/Sun    オレンジの入浴剤、続き。

今日も Knaipp のオレンジ&リンデンバウムで入浴する。
そしてかりんさんがなでれと…………

入ってきた!

1日でオレンジの香りを克服したか。
かりんさんの根性はよくわからない。
超絶に無神経という可能性が濃厚だが。

2013/05/11/Sat    花の洪水の中でお仕事中。

花に囲まれ過ぎてうんざり一転、花欲しくなった。サブリミナルの一種なんだろか。
オランダオレンジのガーベラメインのミニアレンジメントとか。
(さすがにチューリップはシーズンじゃないからね)

帰宅して、ドイツ製バスソルト Kneipp (クナイプ)を入れて入浴する。
いつも通り中に入れてなでれーと迫ってきたかりんさんが「ゔ」という顔をして出ていった。
オレンジ&リンデンバウム(菩提樹)。
みかんを食べた手でも平気でなでろというかりんさんだが、風呂場いっぱいに広がるオレンジの香りはさすがにダメだったか。

今や「オレンジ」と聞くだけで連想するのはオラニエ=ナッサウ家。
またの名をオランジェ家。
あるいはオレンジ家。
とにかくオランダ。
4月30日はこれまではクイーンズデーで国中がオレンジ色に染まったけど、来年からはキングスデーになるんだな。

2013/05/10/Fri    光化学スモッグ。

晴れ渡り、南の風が吹いて、気温がぐぉんと上がったと思ったら、東京都環境局環境改善部大気保安課からメールが来た。

光化学スモッグ学校情報、23区の西部と南部に発令。

そういう季節が、今年も来た。
PM2.5の影響で情報発令は増えるだろうとの予想もあり、高機能マスクが夏でも売れるとか、微粒子対応フィルターの空気清浄機とか、いろいろ不安をあおられる季節。
せっかく服装が軽くなって気も軽くなりたいのに。
(UV対策?はて何のことやら)

2013/05/08/Wed    アトランティス大陸発見         か?

しんかい6500が、ブラジル沖の海溝で過去に大きな陸地があったと推測される地形を発見したとかで、朝から話題になっている。
タイトルは一様に「アトランティス大陸」。

ブラジルの海洋探査チームがかねてより花崗岩をこの近辺から採集していたが、断片だけでは輸送の船などから落ちた可能性がある。
そこでしんかい6500が海底を直接探査したところ、少なくとも数百mに及ぶ花崗岩の岩盤を発見した、とのこと。
花崗岩はマグマが時間をかけて冷えることで形成されるため、海底や小さな島には存在しない。
まとまった大きな陸地がそこにかつてあったと考えられる。
それはおそらくアメリカ大陸がユーラシア-アフリカ大陸から分離されるときに取り残された、断片のような陸地ではなかったか、と電話でインタビューに答える調査スタッフ。

発見時はそれは興奮したと思われるが、はるか地球の裏の日本のワイドショーに朝からとっかえひっかえ呼ばれて大変そうだ。
昼過ぎともなれば、現地は夜中。
スタジオのテンションとはえらく温度差のある、眠そうなぼやーっとした声で応対していた。
潜水時間は8時間に及ぶこともあるという話題になって、しんかい6500の中にはトイレがない、どうするのか、と問われて、
「根性でなんとか〜」
と答えたのが、一番リアルだったような、現場の空気だったような。

番組側も相当付け焼刃だったのはわかるが、アトランティス、プラトンまでは出てきても、ホメロスとかヘロドトスとかディオドロスとかは出てこなかったのが寂しい。
学研「ムー」にまで突撃するなら、その辺駆け足でキーワードだけでも聞いておけばいいのに。
(ムーは当然、緊急編集会議を開き、特集を組むと言った)

とはいえ、問題の地形は数千万年前、プラトンのアトランティス大陸は1万2千年前、オーダーが違いすぎてとてもそれであるとは言えないけれど。
( でも、「岩が作られたのが数千万年前であって、沈んだのは1万2千年前かもしれませんよね?」と突っ込んだデーモン閣下はさりげなく鋭い)

2013/05/07/Tue    通常に戻るプラス。

連休中、オランダで本作れと30回くらい言われたが、完全に個人的な妄想の世界で、形にできる気がしない。
文字メインで歴史をまとめた研究本だとただの引用つぎはぎになりそうだし、マンガにするにはビジュアル資料があまりにもなさ過ぎるし、形にするイメージが全然湧かない。
見聞きしたことは割と何でも見境なく脳内コンテを切ってきたが、完成には程遠いものも無数にあったが、今までで最もコンテから遠い興味対象かもしれない。

イベントラッシュが終わったので、まずはその間後回しにされまくられた室内の整理。
本が横向きに積み上がっているのがめっちゃストレスだった。
そんな中でも、オランダ特設コーナーだけはぴしっときれいに収納されている、この興味による扱い格差。

気を抜いて呆けたいけど、プチにしては厳しいプチ繁忙期を走り抜けなければならないので、そのための準備に当てなければならない。
つか、切り詰めすぎてすぐパンクする職場、ナントカして欲しいっす。

2013/05/05/Sun    コミティア。

長年慣れ親しんだはずの縮小率を間違えるという謎のボケをかましたせいで、遅刻した。
しかも江東区の生命線都バスは、ちょっと時間がずれると大幅に本数が少なくなる上、満員になって途中の停留所をスルーされたり。
(帰りなんか職員が路線バスに誘導することもあるけれど、臨時バスで目的の行き先に行ける人は極力路線バスを使わないで欲しいです。高齢者が多い沿線の住民のために……)

コミティアのサークル参加入場の時間制限はコミケ同様厳しいので、これを過ぎると一般参加列に並ぶことになる。
初めて一般列で開場の拍手した……
この季節の日差しは8月並みに強いので、しっかり土方焼けした……
比較的早く入場することができたが、開場してからのセッティングでお隣にも合同参加のIさんにも朝一番のお客様にも迷惑をかけてしまった。
激しく反省。

そして、頒布物は4ページをチラシ仕様にしたもののみで、これまた反省。
1年ぶりの参加でも、まだリハビリがなってない。
待ちますよーと言ってくださるお客様のありがたいこと。
次こそは……

2013/05/03/Fri    スーパーコミックシティ。

例年通りお手伝い。
しかし、相変わらず本の値段が頭に入っていなくて、値段表を横目でにらみながらの低スキル売り子。
そして自分の本がなかなか出ないのが、本当にごめんなさいです……

東京ビッグサイトの飲食店街は、この連休中完全休業を決めたらしい。
来場者多いのに。
仕方ないので、打ち上げは東京駅まで出て、中華料理店に飛び込んだ。
10人もいたのでこういう時はいつも分散を覚悟しているのだが、なんとこの店には円卓があって、全員が顔を合わせることができた。
こういうのも楽しいし、料理はおいしい。
ただ、いろいろとゆるい店で、自分で判断することで許容できる人以外にはお勧めできない微妙さだった。
料理はおいしいんだけど。うん。

2013/05/02/Thu    テンション上がりっぱの勢いで。

情にほだされて、うっかり余計な仕事受けた。
しかも日程間違えてて濃縮された。
またダッシュで長距離走しようとする、懲りない馬鹿……

仕事は断ることを覚えなさい、と医者に会うたび言われているのは、こういう時のことなんだろうなー、とわかっているけどもう断れないので、来週はねじりハチマキする覚悟を決める。

また本の買い出ししてしまいそう。

2013/05/01/Wed    ネット時代の海外情報。

オランダ王室のベアトリクス女王退位と、123年ぶりの男性の王位継承となるアレキサンダー新国王即位。
今の時期にオランダに興味を持ったのはたまたまだが、いいめぐり合わせとチェックしている。

が、日本のテレビ局ときたら、雅子様が寝てるだの起きてるだのばかり。
イギリス王室関連のニュースとはえらい差がある。

仕方がないので、向こうのネットニュースを探す。GoogleLogo
Google Nederland のトップは当然ながら君主交代記念バージョンだった。
ストループワッフルをかじりながら、動画などをあさった。
ほんのわずかでも、オランダ語に触れておいてよかった……
あと、Google翻訳ありがとう。
単語だけならめっちゃ便利だ、これ。

王家オラニエ・ナッサウ家の祖先は、代々オランダの独立と自立に尽力した人たちだった。
今ちょうどウィレム1世の伝記を読んでいるところ。
歴史が今につながっているなぁとしみじみ感じることができる。

動画には女王主催晩餐会の解説もあった。
国立美術館で、レンブラントの「夜警」の前で、というのがすごい。
200年前の建造当時から美術館だったそうだから、パリのルーブルのように元は宮殿だから宮殿としても使います、というわけでもなさそうなのに。
それとも当時の建設デザイン的には、宮殿と美術館は構造が近いんだろうか。
そして、「夜警」はじめ、ここにあるのはどれも庶民を描いた絵だ。
オランダ王室の、他とはちょっと違った感覚があるのかな、と思う。

日本に居ながらオランダに浸ることができる、なんでもほぼライブで見ることができる、はやぶさ帰還や天体現象の時も思ったけど、いい時代だ。
でも、やっぱり生で触れたい。
いつか。


4月22日に注文した Recollection ofJapan (ドゥーフ日本回想録)が、届いていた。
翌23日に速やかに発送したイギリスの本屋にも驚いたが、配達が 5/10 - 5/16 とあったので船でのんびり来るんだろうと思っていたら AirMail で、こんなに早く届いたのにさらにびっくり。
最近評判ガタ落ちの ROYALMAIL (イギリスの郵便はこれ一択だけど)で、印刷物小包で、無事に届いたことにも(本来当たり前のことだけど)感動してしまった。

逆に本家 .com の方は、23日注文 5/9 配達予定の品をまだ発送してもいない。
アメリカは前にもえっらい待たせてくれたことがあったっけ。
ネット時代を作り上げたと胸を張るアメリカと、時代に取り残されても気にしないイギリス、行動が逆じゃないか……