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2013/09/30/Mon アムステルダムの朝。
ウェブカメラ定点観測。
今日見た朝7時のアムステルダムは、まだ空が白み始めたばかりだった。
つい先日までの明るい様子とは打って変わったここ数日の町に、うハ〜と奇声も出る。
(「ハ」はオランダ語に特徴的な"g"の発音で、「ガ」よりもっと喉の奥深くで摩擦する感じ。めっちゃ難しい)
昔あった朝のニュース番組では日本各地から7時台の中継があり、冬にはまだ夜が明けていない西の都市を見て感動したものだが、今はまだ秋だ。
日が短くなるのはこれからが本番だ。
日本でも秋分を越えて昼が次第に短くなるのを実感するが、アムステルダムは更に暗くなっている。
日本では冬至に向けて大体毎日それぞれ1分程度ずつ日の出が遅くなり、日の入りが早くなるが、緯度の高いアムステルダムではその倍くらいの速さで日が短くなっていく。
明かりが消えるように太陽の光から遠ざかるのがヨーロッパの秋なのだなあ。
この夜明けの気温は8℃、最高気温は16℃の予想とのこと。
もうすでに放射冷却状態らしく、木曜から土曜にかけては雨の予報だが気温はやや上がり、下14℃、上17〜20℃に。
こっちは最低気温が20℃を切ったばかりで、寒い、風邪引いたとぶつくさ言っているのに。
もうとうに観光シーズンは終わり、現地オランダ人でさえ鬱病を発するという暗く湿った冬が来るわけだが、日本にはないこんなシーズン、体感したらどんな印象を持つだろう。
ここより更に高緯度のフィンランドなどは、もはや1℃とか0℃とからしいが、まだ日本人にも耐えやすい気温でオーロラも見られるかもしれない、いい時期と現地のカメラマンが書いていた記憶がある。
極夜を体感するのも捨てがたいだろうが、もし年をとってから行くチャンスが巡ってきたなら、逆に今頃も無理がなくていいかも、とも思ったりする。
2013/09/25/Wed 17世紀オランダの音楽。
リュート音楽のCDを見つけて買った。
イギリスからの便は、どうもUSAからより断然早い。
システムの差でもあるんだろうか。
17世紀オランダ黄金時代の絵画は名高いが、文学や音楽は今ひとつ目立たない。
なかったわけではなく、中世オランダの文学は他国に比べて自由だった印刷出版もあり、それなりにヨーロッパに影響を与えたらしい。
リュートも、当時の楽器の中でも盛んに用いられたはずだが、作品はほとんど残っていないという。
それを掘り起こし、再現したという作品集。
共和制で庶民の国だったオランダだから、イギリスの民謡集みたいに朗らかな大衆音楽かと思ったら、とても温和で優しい旋律だった。
ウェブカメラで見るアムステルダムは、急速に日が短くなって、雨や曇の日が多くなって、道行く人がコートを羽織っている。
一年の大半がそんな風に寒く湿った土地で、スペインに抵抗しながらもこんな静かな音で夜を過ごしていたのかと想像を膨らませてみた。
今はきっついユーロビートの国であるが。
にしても、このオランダ音楽、探し出して演奏したリュート奏者はイギリス人で、録音はドイツの教会だったりする。
オランダは今も昔もこの2国の間にいるんだな。
2013/09/24/Tue 「ワイルド・ワイルド・ウエスト」。
ユニバーサルスタジオ(ロサンゼルスの。大阪のには行ったことがない)には「ワイルド・ワイルド・ウエスト」と銘打ったアトラクションがある。
そこにあるからには、西部開拓時代を扱った有名な作品があったんだろう、ということくらいしかわからなかった。
調べたら、1960年代のテレビシリーズとのこと。
そんな記憶とともに、99年に作られた映画版を見た。
とんでもなくB級のスチームパンクなレトロSFアクション西部劇だった。
主演のウィル・スミス(南北戦争直後のアメリカで黒人が活躍すること自体かなりトンデモ臭がする)以下、それなりの俳優をそろえたはずなのにゴールデンラスベリー賞(最低の映画に与えられる賞)で5部門受賞とか、ハンパじゃない。
ギミックも凝っているのに、演出がギャグっぽくてすばらしく薄っぺらに見える。
どう評価したものか、消化するのに困ってしまう一品。
テレビシリーズについてはウィキペディア英語版を読んだが、もともとがスチームパンクだったらしい。
主人公は当然白人だが、肉体言語派なウェストと、トンデモ発明家ゴードンの二人組珍道中は映画と同じだった。
ゴードン愛用の移動手段である豪華で要塞のような汽車とか、変装(主に女装)とかギミックだらけの変なメカとか、アメリカを守る使命とか。
それなりの人気を得てシリーズは3年半続いたが、暴力描写に批判が出ていろいろともめて、終わったという。
そんな時代からアメリカは暴力についてゴタゴタとうるさかったのかと驚く。
ベトナム戦争が泥沼化して、反戦運動が盛り上がった時期でもあるから、その影響か。
99年の映画もいろいろと配慮している。
暴走馬車が崖に突進するが馬は直前で止まって落ちない、銃はそこかしこでぶっ放されるが血は見せない、酒場が爆破される時現場は無人、など。
なまじなそれらが画面の薄っぺらさに拍車をかけている。
一方で生理的にとても気持ちの悪い特殊メイクやデザインなどもあって、根本的にアメリカ人とはNGポイントが違うなと、普通の映画以上に強く感じた。
2013/09/22/Sun 区民祭りで道路大規模規制中。
5分の道のりを20分かかるとか。
地下鉄2駅の距離を1時間とか。
連休? ナニソレ。
流通業舐めんな(゚Д゚#)
帰ったら粗相と毛玉の二段攻撃で毛布・夏掛け・カバー・シーツ・ベッドパッド全洗いとか何の罰ゲームだ。
そんで、なんで腹立てるとあれもこれもと掃除・片付けを始めちゃうんだろうな。
2013/09/21/Sat ぼやぼや。
ステロイド系の塗布薬1種類。
非ステロイド系の内服薬3種類。
思ったよりソフトな編成で、治療中。
何にも無くなってペタペタしていた患部が、ぼやぼやしてきた。
早くないか。
早いに越したことないけど。
でも、色々な方面から
これは覚悟しろ……
と真剣に言われまくってるので、真面目に服薬。
爪揉みという、簡単なツボ押し療法も教わった。
爪の両脇を反対の指で押すだけ。
脱毛には親指。
他の指を揉むのも、それぞれ様々な部位を活性化するという。足の指も同じ。
ただし、薬指は交感神経を刺激するので避けた方がいいそうな。
緊張を促すのも、場面によっては良さそうな気もするが。
特に私のように、普段がぽやっとしてる者には。
2013/09/17/Tue 皮膚科。
「治りにくいから専門家を紹介することになると思う」
後頭部の脱毛部位を見て、皮膚科医がきっぱりと。
うん、正直で見極めがいいドクターは好きだ。
紹介状を書いてもらうための最初の所見のためにも、まずは投薬で反応を見る。
進行が止まればいいんだけど。
その前に相談してみた別科のドクター曰く
「寝溜めとか言ってないで週7回寝なさい。話はそれからだ。」
うーん、自分の身のことだし努力してみます。
規則正しい生活って難しい。
2013/09/16/Mon IDカードをなくした。
最後に見たのは玄関を出る前のバッグの中。
玄関に横たわっていてくれぇぇぇぇぇぇ……
と祈っていたが、帰宅してすぐくまなく探してもなかった。
ということは外。
セキュリティは実はザルでも、扱う物の性質上このIDカードの管理は厳しい。
なくしたとなると警察に遺失届、計理に紛失届、始末書、仮再発行、何ヶ月かかるかわからない本再発行、管理評価だだ下がり……
やるべきことが一気に浮かんで混乱した。
こういう時、占いにお伺いを立てて精神安定を図ってみる。
「とりあえず近所の交番でいいでしょうか」
『見つかる。ぐだぐだ言わんとさっさと外に出ろ』
ご託宣に従い、届を出しに外へ出た。
15時間以上経ってるけど、道々落ちてたりしないかな……とか淡い期待を抱きつつ。
…… あ っ た 。
自宅すぐ近くの電柱の針金にかけられていた。
雨でプラスチックケースの中が水浸しになっていたが、何の問題もない。
うわあぁぁぁぁん、どこのどなたか存じませんがありがとうございますぅぅぅぅぅ。
自己管理に巨大な問題があるのは逃げも隠れもできない事実だが、とにかく寸止めで救われた。
こういう崖っぷちからいい加減おさらばして、他の誰かを救える余裕を手に入れたいものだけど。
いつも的確ズバリな答えをくれる占いもありがとう。
なぜ当たるのかは自分では皆目わからない。
2013/09/15/Sun ハゲ。
ココアさんの舐めハゲはしょっちゅうだけど。
まさか自分の後頭部にできるとは思わなんだ。
円形脱毛症。
道理で最近抜け毛が多いと思った。
若いw女性に多いそうで、それもそのはず、女性がかかりやすい自己免疫疾患の一種と今は解明されている。
頭皮を顕微鏡で見ると、毛根の細胞が蜂の巣のように攻撃されているそうだ。
白血球、または免疫複合体のご乱心。
いや、シャレにならない。
引き金は様々で、昔から言われるストレスはその一項目に過ぎない。
とはいえ、不摂生とストレスを取り除くのが自己免疫疾患の治癒には一番大事なのだけど、
無 理 。
まだ単発性らしいので、普通にしていても数ヶ月で元に戻る可能性が高いが、頭皮に協力的な規則正しい生活なんて無理。
とりあえずは火曜日からお薬で。
2013/09/14/Sat DAP壊した。
gigabeat U407はもう6年も前のモデルで、メーカー東芝はDAP市場から撤退してしまっている。
というか、DAP市場自体ウォークマンとiPodの双璧が圧倒的過ぎて、隙がない。
その上、スマホが普及してからは単体のDAPそのものが無用になりつつある。
問題は音質で、iPodは論外、ウォークマンは音質重視の最上位機種と言われたAシリーズが、私にはイマイチだった。
なんというか、音は澄んでくっきりしているんだけど、くっきりし過ぎて解剖されちゃったカンジ。
または高級感あふれる硬質プラスチック。
そのAシリーズもスマホのようなEシリーズに後継を譲ってしまい、Eの音はAに遙か及ばないと評価を聞いた。
Eの音にブチ切れたAユーザーが中古を探し漁ってAを確保、とか、数年前の東芝ユーザーを見ているかのようだ。
諸事情により音がないわけにいかないので、今までさわることもなかったケータイの音楽機能にとりあえず必要なものを入れた。
イヤホンの接続端子とカバーが脆弱なことで有名な機種だが、まあいいや。
イコライザはプリセットのみだけど、一番近そうなのを選ぼう。
覚悟したほど音は悪くない。
なんだかがさついてるけど。
イヤホンはgigabeat用にフンパツしたDENONだから、これで酷かったら悲しすぎるけど。
でも、オランダ語講座程度ならともかく、音楽を聞いていたい音質ではないし、操作も充電も面倒なので、やはり専用機をなんとかしたい。
とりあえず東芝に問い合わせるか。
それでダメならヤフオクか。
プレミアついてめっちゃ高くなってるが、需要あるんだなあ。
2013/09/12/Thu まぐろヨーグルト。
いつもの猫ズのゴハンの仕度。
普段ゴハンとは別にあげている、ココアさんの好物、ヨーグルトをゴハン皿にあけてみた。
……食べない。
いつも手からやっているからか、皿にあるものをヨーグルトと理解しない。
そんなアホの子だったの? ココアさん。
傍らでは早くメシよこせと必死のかりんさん。
他に皿を用意しなかったので、ヨーグルトの上にココアさんの分のまぐろ缶をあけてしまった。
ココアさんはお気に召したらしい。
うん、よかった。
ココアさんが残してもかりんさんが食べてくれなくなるから、もうやらないけど。
おかかとまぐろのヨーグルト和えとか、ヒト的には食べたくないような、どんなモノかすごく気になるような。
2013/09/11/Wed 「交渉人 真下正義」
CSで見かけたので、ネットの傍ら視聴。
でも舞台立てがなかなか面白いので、いつの間にかしっかり見ていた。
2005年作。
監督が「踊る大捜査線はパトレイバーの影響を受けている」とはっきり言うだけあって、本当に随所それっぽい。
クリスマスの夜の緊急配備、東京の足下でうごめいている都市システム、クセがある登場人物、膨大な情報量を処理する捜査、そして、顔が最後まで見えない犯人。
風体は人好きしないが、仕事を任せたら間違いない達人たちも、押井ファンのツボ。
現実の舞台に張り巡らされる虚構の物語は、一番の大好物。
手がかりの古いデータがフロッピーディスク各サイズやZip、ハードディスクでごろごろと箱に詰められて送られてきたシーンで「なんでバックアップとらないんだよー!」と言うのがウケた。(2度繰り返されて、うんざり感が強調されるのがまた共感を呼ぶ)
情報の洪水の中で手がかりを突き詰めていく分析班と、広い東京を連携して駆け回る捜査班の対比がいい。
東京の地下鉄は、メトロも都営も(サリン事件の記憶が残ることから、とか)撮影許可が下りなかったそうで、日本全国のいろいろな路線や車両を駆使している。
職員の制服が営団地下鉄のうぐいす色で、懐かしい。
ホテルのベルボーイみたいでちょっと微妙とも言われたが、アレ結構好きだった。
暴走する最新型試験車両通称「クモ」(路線図がクモの巣みたいだからそうつけたんだろうが、「グモ」を連想してイヤだな)は南海電鉄の「ラピート」に……いや、もっと遡って南満州鉄道の「あじあ号」のパシナ型にそっくり。
東京地下鉄がこんなセンスを持っていたら、副都心線(作中ではまだ未完成)は楽しいことになっていただろう。
クラシックコンサートも大切な舞台装置なのだが、音は海外の録音を使っているんだな。
せっかくホールにオケ一式入れたのに、もったいない。
それとも、クリスマスコンサートに聞かせられるレベルじゃないんだろうか。
団員、やたらと若いし。
でも、自分の耳じゃ聞き分けられないけど、海外と日本のオケじゃ音程の調整が違うぞ。
あと、ボレロの演奏時間が16分というのにびっくりした。
ラヴェル本人が指揮しているレコードを持っているが、15分ちょっとで、少しゆっくり目に聞こえる。
大体13分くらいが普通だった。
昔の音を聞いていると早いと感じることは確かに増えたから、近年はクラシック演奏そのものがゆっくり目の傾向なんだろうか。
この映画、一般の評価はあまり高くないらしい。
しかしその理由が恋愛シーンがなさ過ぎとかはっきりしないとかちゃんとしたプロポーズじゃないとか、犯人が誰だかわからないとか、ちんぷんかんぷんだとか……
特別な日の約束の時間を全編にわたって気にしつつ仕事に向かっているさまは恋愛臭そのものだと私なんぞは思うのだが、そうじゃないんだろうか。
無粋としか言いようがない。
それより、来ない相手を気にしてコンサートの最中に 何 度 も 席を立つマナー無視の女の行動の方が気になった。
エリートのお坊ちゃん真下、こんなのと一緒になっちゃ苦労するゾ、と思ってしまった。
2013/09/10/Tue 早く寝りゃいいのに。
クラシックづいている。
仕事中にうろ覚えの水夫の合唱だの狩人の合唱だのラタプランだの、アンヴィル・コーラスだの……
そしてやはり聞きたくなって、レコード(クラシックはCDより多い!)を出すのは面倒なので動画に頼ったりする。
いいのがあるとAmazonで検索してみたりも。
行進曲とかワルツとかポルカとかの小品や、序曲とか合唱とかだけにしているうちはまだよかったけれど、「眠れる森の美女」の序奏を聴いたらもうだめだった。
どうしても血が沸く。
2時間半超の大作を全幕見てしまった。
さすがだ、ミラノ・スカラ座。
でもいくつか省かれた曲がある。特に三幕。
赤ずきんも親指小僧もシンデレラもいない結婚式はないわー。
サラバンドも最後のアポテオーズもないなんて許せん。
という欲求不満で、さらにシンデレラも見てしまった。
1950年代のアメリカ映画界に置き換えた演出とか、斬新だな、パリ国立オペラ。
シンデレラが慣用句の方のシンデレラになった。
かぼちゃの馬車がオープンカーだ。
魔法使いがイケメンの男性でスタイリストだ。
春夏秋冬の妖精がいるから、かろうじてファンタジーなんだろうけど。
時計の小人が小人ではなくムキムキの男性12人で、かっこいい半分キモい半分。
1時間半、おもしろかった。
そして倒れ付すように寝て、猫の強烈な飯よこせ視線で目を覚ます、朝。
2013/09/08/Sun 誰。
「お知らせします」と突然全館放送がかかった。
――なんぞ重大事故か?
「オリンピックが東京に決まりました」
わざわざ放送するのかー。
まあ、立地上、また業務上、どうしてもネガポジ両面でこれからの影響は甚大だ。
館内特に沸きもしなかったが、その後の話題は「決まったねぇ」。
何がよくて何が悪くなるかは、動きださないとわからない。
だからそれはいいが。
仕事そっちのけでテレビに張り付いていた多分副部長クラス、誰よ。
2013/09/07/Sat 妊娠中に牛乳をたくさん飲むと子どもの背が高くなる―デンマーク研究
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2411164/A-daily-glass-milk-pregnancy-makes-children-taller--teenagers.html
アイスランド、デンマーク、米国の栄養専門家たちが、その影響が子どもがティーンエージャーの年齢に達するまで持続して見られるかどうか共同研究を行った。
デンマークで1988年から1989年に生まれた809人の生後からその後約20年間に及ぶ体重と身長を調査。これを母親が妊娠中にどれだけ牛乳を飲んだいたかというデータと合わせ分析。
『European Journal of Clinical Nutrition』に報告された結果によると、妊娠中に毎日コップ1杯(150ml)の牛乳を飲んでいた人の子どもの身長は、母親がこれ以下の牛乳しか飲まなかった子どもより10代に達した時の身長が、性別に関係なく平均して高かった。
10代の終わりごろの血液中のインシュリン値も高いレベルにあったことから、将来糖尿病になる確率も低いという。
今回の調査は、妊婦の食生活の影響が、新生児だけでなく、若年層に至るまで影響を及ぼす可能性を示唆している。
デンマークは平均身長世界第二位。
以下ノルウェー、スウェーデン、リトアニア、ドイツと続く。
北ヨーロッパ強い。
一位はオランダで183.2cmとか。
確かに EURO PUB で飲んでいるオランダ人、みんな背が高くて足が長くて迫力あるし、大して太ってもいない。
chakuwikiの「オランダ人(ステレオタイプ)」にはこんな風に書かれていた。
http://133.242.1.156/index.php/%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E4%BA%BA%28%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%29
朝、パンを食べてチーズをかじって牛乳を飲みます。
昼もパンを食べてチーズをかじって牛乳を飲みます。
夜ももちろんパンを食べてチーズをかじって牛乳を飲みますが、たまにはじゃがいものスープも“食べ”ます。
プロテスタントぇ……
この食生活ででかくならない方がおかしい。
高身長国はいずれも酪農が発達していて老若男女、当然妊婦さんも牛乳を飲むから、子供が大きくなったんだろうな。
知能の発達とか糖尿病になりにくいというのは大事かも。
身長はまあ、事実として。
自分自身背が平均未満で、日常生活ではせめて平均ほしかったと思うことは多々あるが、正直、こういった推移や統計で身長があるほうがいいように受け止められるのは(栄養状態の参考にする以外は)よくわからない。
2013/09/06/Fri 「英国:「溶解」ビル…反射光で止めた車のミラーぐにゃ」
一昨日見てなんだこれはと思った記事にまた遭遇したので、張っておく。
http://mainichi.jp/select/news/20130904k0000e030233000c.html
毎日新聞 2013年09月04日 13時42分(最終更新 09月04日 14時39分)
駐車の際はご用心−。ロンドンの金融街シティーに建設中の高層ビルの反射光で、駐車していた車の一部が高熱で溶けるなどの事態が相次ぎ、英国で話題を集めている。
英メディアによると、“事件”が起きたのは先月末。ビル周辺に愛車を止めた男性が約1時間後に戻ると、サイドミラーなどが熱で変形し、ぼろぼろになっていた。
ガラス張りのこのビルには側面がなだらかな凹面部分があり、反射光が集中して非常に高温になる地点ができることが原因とみられている。
車以外にも、商店入り口のカーペットが焦げるなど被害報告が相次いでおり、周辺の駐車場は使用が一時停止された。(共同)
計算なしで偶然に集光の焦点が地上付近に結ばれる凹面鏡を作ってしまったらしいが、これ、車の中にヒトがいたらヤバいだろう。
世の中には水ぶくれになるほどの直射日光にさらされても昼寝から目覚めないヒトもいる。
別のサイトによれば、車が溶けた男性はビルの開発会社から車の修理費を受け取ったという。
ビルは37階建てで来年の完成予定で、開発会社は「問題の解決策を検討中」だそうだが、解決の結果を見たい。
2013/09/05/Thu 午前5時のスペクタクル。
朝5時の空は、真っ赤だった。
西の空の幾重にも連なった巨大な入道雲に、まだ地上に届かない真っ赤な朝日が当たって燃えるような色になった。
さらにそこに太い虹が。
時折、稲光が。
なんだかキリストが降臨しそうな、聖画で見るような光景だった。
思わず写真を撮ったが、撮ったケータイの画面で見ても全然臨場感がない。
PCで大きな絵で見てやっと、ああ、なんとなく……という感じ。
この後一転真っ暗にかき曇り、土砂降り雨が波状に何度も押し寄せる。
昼になってもまだ雷鳴が聞こえる。
日本列島、荒れ模様というレベルじゃない。
2013/09/04/Wed 通じない言葉。
治りかけた肩を、また痛めた。
休んだ割に体の疲れが取れていないことを指摘された。
生活態度がそのまま筋肉の緊張に出ているので、施術師さんには丸わかりなんだと改めて実感しつつ、
確かに疲れは取れなかった、変な姿勢でずっとネットやってて、TVも照明もつけたまま寝落ちしちゃったんで……
と白状した。
「寝落ち」という言葉が通じなった。
あまりにも盲点だった。
ネトゲ、チャット、古くはアマチュア無線世界からの由緒ある言い回し。
回線定額制が導入される前のネットでは、死活問題だった。
その頃は確かに一部の同好の士の俗語だったろうが、ネット人口が膨れ上がった今ではすっかり普及した言葉と思い込んでいた。
油断できない。
「修羅場」のように誤解されることが逆にネタにされるほど(ヲタク界隈では)よく知られた言葉もあるが、「死ぬ」「殺す」が通じないことも忘れた頃に身にしみる。
眠い。死にたい。
休みはとにかく死のう。
今、余裕だから死んでていいよ。
デバイス殺した。
しばらく殺しとく。
(山積する仕事に向かって)死ねえぇぇぇ!
「身内に不幸があっても何の弊害もなく」
使われる、と書いたのは東野司さんで1992年の本(「踊るコンピュータ」ジャストシステム)だった。
困ったことに、読んだ当時は毒されすぎていて、当たり前に使うのにナニコレ?としか思えなかった。
しかし確かに「一般人」の前では弊害があり、下手をすれば一瞬で誤解される。
ヲタクが社会に認知されたと言われていても、自分の語彙は世間一般とは確実にずれていることを、こんな年になっても思い知らされたりする。
2013/09/03/Tue 東京オリンピック。
1964年の方の。
市川箟監督の記録映画をCSで見た。
観客動員数は日本映画史上最多だそうだが、まともに通して見たのは初めて。
記録と銘打ちつつもナレーションが極端に少なく、公開当時から芸術性が高すぎて記録じゃねぇと言われていただけあって、不思議な空気をかもし出している。
効果音がほとんど後付けな時点で、ドキュメンタリーじゃないしな。
妙に緊張感がある独特のBGMは、黛敏郎さんだったんだな。
今のアスリートと違って、どのユニフォームも「布を着てます」という感じでだぶついているのが逆に技術の進歩を感じる。
マラソン選手が給水所で取っているのが普通のピンクと青のでこぼこスポンジだ。
現代ではマラソン専用スポンジとか、何のガラパゴス技術だそれは、というカンジ。
体操の技が、めちゃくちゃシンプルだ。
C難度までしかなくて、ウルトラCという言葉ができたのがこの大会だったっけ。
いまやG難度とか、もはやSF。
自転車競技の自転車はフレーム、グリップなど一見現代とそれほど変わりはないように思えるが、軽量化や構造の改良点はやはり多いんだろうな。
八王子の林の中の道を走っているのが気持ちよさそう。
古い民家の庭から猛スピードで駆け抜けていく自転車の群れを撮った絵が面白い。
(こんなところにあらかじめカメラをセットしたのがすごい)
次のオリンピックがあるとして、またこんなコースを用意することはできるんだろうか。
各国の新聞記者が記事をタイプライターで必死で打っている。
機械のレトロさは当然ながら、1本指打法の記者もいるのが意外だ。
外国の観客がはしゃぐ様子、各国の選手たちが食べる様子、役員やサポーターなど裏方の行動、競技中に起こるトラブルなどメインをはずした映像が多く差し込まれていて、「記録」を期待するお役所には不評だったのもわかる。
でもヲタクにはそういう瑣末なところほど興味深くて、自分がオリンピックを見てもやはり同じようなところにばかり目が行くだろう。
特に好きというわけでもなかった監督に、突然とても親しみが沸いた。
この頃は良くも悪くも歩く先が無限大に広がっていると思えた時代で、今のように情報が多くなく、ベクトルも拡散しすぎていないから皆が同じ方を見てモノを考えた環境という印象がある。
今またオリンピックを開催しても同じような高揚感は得られそうもないな、となんとなくの閉塞感とともに思う。