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2014/09/28/Sun 釜めし風カレー。
残業明けで買い物して、カレーとミントココア、デザートにチーズケーキ1ホールで癒されてやる! と意気込んで帰ったら、ココアさんにやられていた。
癒されるどころではなく、速攻大洗濯大会に。
例によってMAXに振り切ったやる気スイッチで必要以上にざくざく片づけて、風呂に入って、やっとすきっ腹にせっかく買い込んだものをなにか、と思い至った。
カレーのために冷凍ご飯を、と温めたら、間違えた。
白飯ではなく、「焼き鳥屋の塩焼き鳥釜めし風炊き込み」十六雑穀入り。
疲れていると、そんなこともまあいいやと投げやりになる。
でもかけるレトルトカレーは安い方に変えた。
塩焼き鳥よりカレーの方が何倍も風味が強いので、それほど変わりはなかったが。
それでも炊き込みのダシが、どことなく蕎麦屋のカレーうどんを連想させるものにしていた。
今週はまた休日出勤も承諾してしまったので、ちょっと綱渡り。
チーズケーキは明日までお預けだが、やっぱり癒されたいーーー。
2014/09/23/Tue さだまさしの日。
日本映画専門チャンネルで、秋のさだ映画祭り。
「解夏」
ちょっと前にも見た。
ベーチェット病を発症した若者が次第に視力を失っていく過程の苦悩と、そこから立ち直っていくまで。
とても静かに淡々と進んでいく話。
失明した視界は暗闇じゃない、乳白色の濃い霧の中、という失明者の言葉がすごく印象的だった。
全然関係ないが、安吾(結夏に始まり解夏に終わる寺の夏の修業期間)は別の漫画のはっちゃけたお寺ライフの印象が強すぎて、気になって仕方なかった。
「精霊流し」
初見。
基本はさだまさしの曲「精霊流し」と「椎の実のママへ」……あ、「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」がちょっと入った。
ただ、人間模様がえらく複雑に劇的に昼ドラっぽくされてしまっている。
自分や親類縁者をモデルにしたものを脚色されるって、こっぱずかしさとかイタタさとか、丸ごと実話と錯覚されそうとか、葛藤や不安がありそうで心配になったりする。
いや、本人が歌やエッセイで散々ネタにしてるし、それもどこまで事実でどこがツクリかもわからないけど。
70年代青春グラフィティ的な映像が目を引いて、「まーちゃん」が想像以上にグレープ時代のさだまさしを再現していた。
「眉山」
初見。
こちらは徳島を舞台にした余命わずかな母と娘の物語、という触れ込み。
啖呵を切るお母さんがどうにも江戸弁にしか聞こえないのが気になっていたら、江戸っ子という設定らしい。
理由はあるのだが、徳島の土地を故郷として物語の背景として描くのに、微妙に複雑な。
この威勢のいいお母さんが時間経過とともにどんどん弱っていく様は息をのむ。
全体的にお母さんの女の一生グラフィティで、娘の事情とかはおざなり、それに付き添う娘のお相手はもっと置いてきぼり。
徳島市が全面協力したとかで、本物と限りなく本物に近い阿波踊り当日のシーンはひたすら迫力。
エンディングテーマはレミオロメンだったのかー。
「翔べイカロスの翼」
ずいぶん久しぶり。
インディーズで、BS/CS初放映で、最近までセル媒体にもなってなかったことは知らなかった。
インディーズなのにキャストが豪華すぎる。
上映前に主演のさだまさしが現れ、「見るな」と連呼していた。
34年前の27歳のまっさんじゃしょうがない。
コケ方とか、台詞回しとか、落研仕込みのまっさんが生きている。
キグレ大サーカス(本物)が懐かしくてたまらない。
本業の演出家(本人出演)に構成を依頼するとか、パントマイムもプロ(本人出演)に指導を仰いで本格的な道化師を投入とか、キグレの歴史の中で結構重要な点を描いていたんだな。
まっさん、ほんとに芸も(一部)してるし、多才な人だ。
撮影が終わった後、団長に「帰っちゃうの?」と言われたのもわかる。
しかし、これまでの4作、全部病院のシーンが出てきたな。
と、貴重なはずの1日をまるごとさだまさしに付き合ってしまった。
なんてことするんだ、日本映画専門チャンネル。
しかもこれからまだあと1本、一番長い「長江」が残っている。
これも久しぶりで、28億円の借金を背負ったことを自虐ネタにしているのでその印象ばかり強くなっていたが、80年代以前の中国とその歴史を追ういいドキュメンタリー映画だったんだよなぁと思いだした。
あと3時間近く、付き合うんだろうか、自分。
どうせなら最後までというヲタクのコンプリート魂と、どうせCSならまたやると思う疲れ気分がせめぎあっている。
どのみち、一番最初の時間の「関白宣言」は見そびれた。
これは悔しいが、朝7時からじゃちょっと無理だった。
2014/09/22/Mon 音楽を遡った日。
最近、仕事で数字と時間とテトリスと格闘しつつよく出てくる鼻歌が、出所を忘れたフーガ。
旋律もうろ覚えで、途中からどうしても「メサイア」( 「ハレルヤコーラス」が知られるオラトリオ)の「アーメンコーラス」に変わり、さらになぜか「眠れる森の美女」のポロネーズに変わり、その他バレエ曲のあちこちの断片に四散する。
今日は次いで「水上の音楽 ア・ラ・ホーンパイプ」が出た。
懐かしい。
これもバレエの舞台で踊ったっけ。
帰宅後はネットでいろんな「紅蓮の弓矢」なんぞあさり始めたが、ビリー・ジョエルとかジョン・デンバーとかジンギスカンとか古い洋楽からどんどん遡って、結局リュートとチェンバロに絡めとられた。
そういうノリの日なのか。
古式奏法の室内楽もずいぶん普及した。
ビブラートのないバイオリンの音にもだいぶ慣れた。
というかむしろ、かつては自分がビブラートが大の苦手だったんだから今更慣れるというのも妙なものじゃないか、今ならこれで通用したりして、とかうっかり頭をよぎる。
「パッヘルベルのカノン」を5種詰め合わせた動画を見つけて、レコードの時代に自分も同じようなテープを作ったのを思い出した。
60分の片面に「カノン」、もう片面に「エア ニ長調」(G線上のアリア)をぎっしり入れたヤツで、永眠しそうに落ち着ける。
紅蓮の弓矢の間はオヤツとかなでろとかちょっかいをかけてきた猫ズが、バロックになってからぐっすり寝ている。
最近落ち着きたい時にかけるオランダのリュート音楽集でもよく寝るヤツらで、猫もかなりBGMに影響されると見える。
ちょっと久しぶりに、お気に入りの「四季」と水上の音楽と小品集を出した。
エア ニ長調とパッヘルベルのカノンは自分にはこの、ルドルフ・バウムガルトナー指揮のルツェルン音楽祭弦楽合奏団が決定盤で、大昔に来日した時は4か所の公演を追っかけたくらい入れあげた。
逆に言えば、この頃までの演奏者の音が刷り込まれてしまって最近の――生きている演奏者をあまりよく知らないのがちょっと悩む。
そして、カノンとエアを聞いて満足した後にうろ覚えだったフーガが流れて、バッハのフーガホ長調とわかって一つすっきり。
2014/09/21/Sun おさしみ。
「家の猫は何を食べるの」
と聞かれたので、缶のまぐろとかカツオとか、生だと片方がまぐろ好きですねー、と答えた。
「刺身あげるの!?」
と驚かれた。
猫ごときに贅沢と思われた模様。
ネズミや虫を捕っては食べる小さな肉食獣が、自分より大きい海の魚を好んで食べるのは不思議な気もする。
ふたりとも、特にかりんさんは2か月の時からターキーもチキンもビーフもフィッシュも、まんべんなく食べさせてきた。
なのに1歳になる頃にはまぐろとカツオ以外そっぽを向くようになったわけで。
はっきりと魚を食べる猫です、と意思表示したわけで。
なら、ヒトが好きな刺身は猫の楽しみであってもいいと思ったりする。
また超過勤務があったので、寿司なぞ買って帰った。
そして猫どもにおすそ分けする。
かりんさんにはまぐろ。
ココアさんはサーモンが好きとわかった。
やっぱり洋猫っぽい好みだな。
ちょっとだけ贅沢して、満足してごろごろとベッドに転がる平和も贅沢。
2014/09/19/Fri 耳鼻科へ行く。
掻けないところが痒くなると、痛さよりも我慢できない。
というか、痒さのあまりおかしくなるんじゃないかと思うこともある。
そんな勢いでずっと耳の中が痒くて仕方なくて、ついに耳鼻科に駆け込んだ。
最近の耳鼻科はファイバースコープを耳道に突っ込んでモニタで見る。
ほら見て、と患者にも確認させられてちょっと困る。
耳垢のある自分の耳の中ってあまり見たいもんじゃない。
あめ耳だから黄色いし、掻きすぎて血もついていた。
耳掃除は極細掃除機でしてくれたけど。
超拡大された鼻毛から入る鼻の中なんかもっと見たくない。
検査をして、聴覚に問題はなしとされた。
一応診断は外耳炎で、点耳薬を処方された。
横になって耳道に4滴入れて5分薬浴させてから薬を外に出す、ちょっと面倒でキモチワルイやつ。
これで収まればいいんだが、再発したら長引く別のモノになるのでちょっと困る。
そして、同時に訴えた耳鳴りの方はノーコメントだった。
診察、検査、診断、薬の指導とものすごく早くてテキパキした医院で、つい流されてしまった。
面倒くさいがそのうちまた行くことになる予感。
両耳と鼻と喉の中の写真を、はいこれ、と渡されたけど、どうしろというんだ。
あまり見たくないのでちょっと困る。
2014/09/17/Wed 寒い。
そういう季節か。
まだ外でそう言うには早いけど。
体温のサイクルがどうにも頑固で、朝6時から昼0時くらいまでは極端に冷える。
起きていようが寝ていようが同じで、唯一夏なら爽やかにこの時間を過ごすのだが、涼しくなってくるともう涼しさを超えて寒い。
冬ともなると、昼まではがちがち震えて体温が上がる時間を待つ。
温かいなと感じたら動けるようになる、どう見ても爬虫類。
いっそ冬眠できたらいいのにと思う。
暑さが続かなかった年の冬は暖冬だというが、そうだといいな。
それでも冬眠したいが。
2014/09/14/Sun 区民まつりで道路大規模規制中。
帰宅際に買い物をして重い荷物を下げてバスに乗ったら、5分の道のりに20分かかった。
全く同じ日記を書いたのはちょうど1年前。
大通りの片側をパレードが練り歩くので地元警察署が総出で交通規制をかけまくっている。
この後バスを乗り換えると、去年のつぶやきによれば1時間かかるので、それは勘弁と地下鉄に逃げ込んだ。
毎年こうなら区民まつり実行委員会は 174円 補償しろ。
去年のこのつぶやきの前後の日記やつぶやきを見ると、ココアさんの粗相に悩まされ、脱毛症の治療中で、オランダにハマりまくってハーリング(塩漬けニシン)を買い、繁忙期並みの忙しさに振り回されて休日出勤して、整骨院で揉んでもらっている。
粗相は場所が変わったがトイレには相変わらずしてくれず、脱毛症は二度目の治療中(もうすぐ終わる)、オランダ熱は相変わらずでまたハーリングをしかも3パック(1パックは4匹分入り)買い、また繁忙期並みの中を休日出勤し、勤務後は整骨院で足のゆがみの治療に悲鳴をあげている。
つまりは全然進歩がないというか、これが我が家の9月なんだなーというか。
それにしても家にいても響いてくるパレード、やかましい。
渋滞の恨みがなければ素直に楽しんだかもしれないが。
いろいろ厄落としにチーズケーキ1ホールを買ったので、とりあえず全部食べてMP全回復。
風呂に浸かってHPも全回復。
「サンサーラナーガ」では寝ると幸運値が回復していたっけ。
あと、足裏にステータス異常回復のお札(樹液シート)も貼っとこう。
2014/09/13/Sat 休日出勤。
目が覚めて、あれー、今何時? まだ目覚ましなってないけどあと何分寝れっかなー――
と、時計を見たら起きるはずの時間を25分過ぎていた。
休日出勤のためにアラームの設定を ON に変えるのをすっかり忘れていた。
飛び起きて、猫に給餌して着替えて弁当も詰めて、必要なものをバッグに放り込んで、燃料(飲食物)も一応とって、20分ですべて完了して飛び出す。
いつもなら「あと5分」のスヌーズを10〜20分繰り返してごろごろと往生際悪くのたうち回っているのに、慌てたら最短で準備が整えられる。
このダッシュ力を普段も使えれば苦労はないのに。
いや、一種の火事場の馬鹿力なのか、これは。
とはいえ実は、どうあがいても間に合わない時間に目が覚めて、幸い残業扱いの休日出勤だったので出た時間で計算してもらえたこともある。
それどころか、普通の出勤日なのにとうに始業している時間に目が覚めてうわああああああっと慌てて電話したこともある。
(この時は痛み止めを飲んで眠ったらアラームが聞こえなかったということで、病欠扱いの温情に預かった)
最近ある同僚が、連絡なしに来ないと思ったら3時間後に現れて目覚ましが効かなかったと頭を掻いていたので、自分だけじゃないとやっと救われたり。
2014/09/11/Thu 雷雨。
昨日今日と断続的に強い雨が降っている。
今年の雨は長い。
屋根や窓を滝のような雨がたたき、雷鳴が轟いて、ココアさんがすっかりおびえて隠れてしまった。
皿を洗ったり(ヨーグルトが出てくる)バターをフライパンで溶かしたいい香りがしたりするとつられて出てくるのだが、すぐに音にビビってまた隠れてしまい、ゴハンを食べそこねている。
かりんさんの方はまっっったく気にせず、ごはんーごはんーかまえー、とじゃれてくる。
地震が起きたら瞬時にどっかへ逃げるくせに。
そして地震の時はココアさんは一歩も動かず香箱を組んでいるのだった。
腰を抜かしているだけかもしれないが。
ココアさんを怯えさせた雷はどこで鳴っているんだろうと東京電力の雨量・雷観測情報を見たら、現在位置からは20km以上離れた地域だった。
雷鳴とか稲妻って、本当に、実に、遠くても届く。
今週はかなり忙しいのでいろいろ気合を入れたいけれど、突然気温が下がって、バス停に立ったら車に水たまりをハネあげられてずいぶんと久しぶりにずぶぬれになって寒さに震えたりして、かなりやる気が削がれている。
買い物をしても温かいものばかり考えるようになった。
あったかいゴハンとお茶で、やる気はないけど低空飛行で一応元気。
2014/09/09/Tue 手の先。
キーボードを替えた。
ずっとノートのタッチに慣れていて、デスクトップでもノート型を再現したタッチパッドつきのキーボードを使っていた。
でも10年近く使っていると不具合も出てきて、特に左クリックの機嫌が悪いといろいろ不便が多い。
で、先日のネット買い出しの時に検索してみて、同様の商品がほとんどないことがわかって、やっとこれならと思った1種類もすでに製造終了していることがわかって、慌てて買った。
今日名残惜しくも古いキーボードを外して、新しい方に替えた。
が。
レイアウトが微妙に違うのは仕方ない。
タッチパッドを使ったスクロール機能は規格がないからメーカーによって違うのも仕方ない。
そういうのは使っているうちに慣れると思う。
パッドの反応は良くて、やっぱり消耗するものだな、新しいとそれなりに快適、と思った。
が。
「薄型メンブレン」は薄型でもやっぱり大嫌いなメンブレンだった。
キー音むっちゃうるさい。
ストローク長い。
タッチがぶかぶかしてキモチワルイ。
店頭で触ったときはこれなら何とかいけるかと自分に言い聞かせたけど、部屋で向き合ったらやっぱりカンにさわる。
PCを新調した時にうっかり買ってしまった新しすぎるタッチパッドに、強制的についてきたフルキーボードは、セッティングの数分間使っただけで即お蔵入りしている。
それくらいメンブレンは性に合わない。
ノートのパンタグラフ式に慣れすぎたとしても、長いこと選択してまでパンタグラフを使ってきて、今更メンブレンに慣れる自信がない。
Surfaceの超薄パンタグラフ、気持ちいいなぁぁぁぁ……。
キーボードはいろんな意味で指の先なんだと思う。
どっかでまたノート型(パンタグラフ式の!!!)キーボード出してくれないか。
2014/09/07/Sun 「ツンデレなサメ」板。
"reddit" は掲示板群のサイトで、日本でいえば「2」というか、どちらかと言えばふたばというか。
テキストや画像投稿とコメントで成り立っている。
名無しのネット人が集う日本の掲示板群がみなそうであるように、あらゆるものが集って濃縮され、文化が進化していく場所でもある。
そこには日本人には思いもよらなかった魔改造されたヲタク文化も生まれている。
「ツンデレなサメ」板は完全に想像を超える部類で、確実に日本のヲタク文化を下敷きにしながらもいろんな要素が魔女ナベでぐつぐつ煮こまれて、西洋スパイス風味のわけのわからないものが出来上がったカンジがする。
ピンクのリボンをつけて70年代の少女マンガ式きらきら目で Senpaaaai!!! と叫び、Ba, baka〜 と頬を染める Shark chan たち。
Google さんに tsundere と聞いただけで、候補に tsundere shark が現れる。
そこまでメジャーとは今日まで知らなかった。
画像検索にするとこれでもかとツンデレなサメちゃんたちが出てくる。
言葉でどれだけ説明しても実物の(量的にも)衝撃には敵わない。
本家はこちら。
http://www.reddit.com/r/TsundereSharks/
追記
カオスを感じながらも、何か既視感があるとずっと思っていて、やっと思い出した。
「鬼灯の冷徹」の豊玉姫(乙姫)の正体だ。
やっだーvとむくむくと頬染めた様子が reddit で熱狂されるツンデレサメそのものだった。
2014/09/04/Thu 買い物の秋。
一昨日、ネットであれこれ買い物をした。
早くも昨日・今日で続々と届きつつある。
1日開いてもクレームになるモンスターが多いネットの世界、売る方も並ならぬ迅速さを求められるわけで。
(その点、まだ昔の感覚が残っている同人誌の自家通販は時間に幅があって助かるというか反省点というか)
時々こんな風に買い出しのようにネットを巡ってまとめ買いするのだが、普段も本とか猫の飯とかはよく受け取っている。
最近は流石に(品数に限りがあって)落ち着いたが、去年の今頃は毎日のようにどこかしらからオランダ関係の本が届いていた。
あまりにも宅配業者が頻繁に来るので、ご近所からは何か事業をやっているものと思われていたらしい。
……玄関から見える室内、段ボールの山だものな……本だけど。
段ボールを開けると必ず飛び込んでくるかりんさんをあしらいつつ、包装を解いては分解し、ゴミを分別する。
開けて中身を確かめるのが通販のメインの作業のように錯覚しがちだが、ゴミ作りの方がはるかにウエイトが高い。
モンスターカスタマーにかかると箱の外装に傷一つついてもクレームになるので、当然中身はパッケージも含め完璧に無傷でなければならないので、包装がとにかく厚い。
だから大量にモノが届いて荷解きすると、残骸がものすごいことになる。
丈夫でやたら大きくて分厚い段ボール箱、時に必要以上にぐるぐる巻きのテープ、緩衝材のスチロールやエアクッションや新聞紙、パッケージのシュリンクまたはビニール袋、同封のパンフと領収証まで。
普段のゴミの日に出す量を超えるものが一瞬でできてしまうのは、結構ストレスになる。
団地やマンションは捨てる時間にかなり自由が効いたから、その点よかったな。
大量に買った後は、猫らに新しいゴハンを試させたり、新しい本を読んだり、新しいカップでお茶を飲んだりしたい。
まあ、休日までお預けではあるけれど、それも楽しみ。