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2016/06/18/Sat 織田と駄菓子と助詞。
マンガ検索サイト……というにはちょっとアレな英語のサイトで、ブレイクショットのページを見つけた。
ほう、海外の流行からすると地味な気もするけどちゃんとあるもんだ。
「撞球高手」は台湾版で、うちにもあるわ。
と、読み進めていったらあらすじの冒頭で
"A boy named Oda Nobusuke..."
って、おい、主人公の名前を間違えるか。
織田信長のもじりなのは確かだから勘違いしたんだろうか。
いや、コミックスにはちゃんとルビが振られてるのに。
シンスケとノブスケではえらく性格が違いそうな気がする。
言葉のニュアンスを他の言語で表現するのは難しい。
「だがしかし」の英語版タイトルが "Dagashi kashi" なのに首を捻った。
「だがしかし」は「だが、しかし」で「駄菓子菓子」なのに。
一応 Wikipedia(En) を見ると、Dagashi は "cheap sweets candy (これもちょっと違うと思う。スイーツだけでなくチープスナックも含むと思う)という意味だが "Daga Shikashi"とも読めてこれは "however"という意味がある、と説明されている。
でも「だがし」で切っちゃったら二重の意味を表現していない。
イタリア語でも切っているし、スペイン語なんか"Dagashi Kashi"と両方大文字にする切りっぷりだ。
"Dagashikashi"ではダメなんだろうか。
どうせどっちで切る言葉でも日本語のままなんだし。
この検索サイトのインデックスを見て、日本語のタイトルをそのままローマ字にしたタイトルがずらっと並ぶことに時代は変わったなーと思った。
昔は英語でそれっぽいタイトルを与えられていたものだけど。
「名探偵コナン」は "Case Closed" だった。
いつしか "Detective Conan" とも呼ばれるようになり、今では "Meitantei Conan" と書くファンサイトもある。
しかし日本語のままのタイトルで気になるのは、助詞の「は」が "wa" 「を」が "o" と書かれること。
"ha" "wo" じゃいけないんだろうか。
綴りと発音が違う単語なんてヨーロッパ語圏にもいくらでもあるし、ローマ字で書いたところでそれぞれの言語の読みとマッチしているわけでもないんだから、助詞の例外くらいそのまま書いてくれてもいいんじゃないか。
"Saiyaku wa Boku o Suki Sugiru"(災厄は僕を好きすぎる)なんてのを見ると、「さいやく わ ぼく お すき すぎる」と読めてしまって、えらく内容が違う気がする。
2016/06/11/Sat ビタミンB12。
昨日から風邪引いた。
今日は予定があったけど、風邪ッ引きで他人も口にする料理を作るわけにいかないので、辞退。
昨日はその上、頭皮神経痛が出た。
長髪のヒトの風土病みたいなものだ。
頭の表面の一部分に、パルス状に痛みが走ってうっとおしいことこの上ない。
「神経痛持ちの気難しい老人」という描写が納得できるくらい。
一度出てくると3日は悩まされる。
頭皮神経痛で医者にかかるとビタミンB12を処方される、とどこかで聞きかじったので、とりあえず手持ちの総合ビタミン剤と、ドリンク剤を飲んで寝た。
今朝起きてみたらいつもより楽。
いつもなら痛みでうっとおしく目が覚めるのに、今日はなくて、患部の頭皮に触ってもひりつく程度にまで治まっている。
なるほど、これくらいの量でも充分効くのか。
VB12単体のサプリも販売されているから神経痛に効くのなら頓服に買おうかと思ったが、常備のものでも間に合いそう。
2016/06/04/Sat 謎のアラーム。
深夜までだらけてなし崩しに寝ていたら朝、「予定の時間です」とアラームが鳴って飛び起きた。
月に一度くらい通うクリニックの名をディスプレイに見て、今日だったか!と慌てて支度をした。
慌てすぎて診察券を忘れてきた。
クリニックについてから、予約時刻を確認しようとスケジュールカレンダーを開いたら、今日の予定は何も入っていなかった。
日を間違えたか!?
でもアラーム鳴ったよな。
と、焦ったが、予約はきちんと入っていて、すんなり診察室に通された。
帰路、改めてカレンダーを見返した。
やはり予定の設定はされていない。
でも、ここで設定してアラームをセットしておかないと、今日あの時間にあの音は鳴らない。
誰なんだ、鳴らしたのは。
2016/06/03/Fri 新品の定規さん、
祝・初仕事。
痒くて仕方ないのに肩が痛くて手が届かないので背中を掻いてもらった。
……ソレが遠因で先代は折ってしまったわけだが、代理を務めてもらっていたアルミ定規はうっかりエッジを引いたら背中を切ってしまいそうで怖かったんで。
申し訳ない。
本来の仕事は近々図面でも引いてもらおう。
2016/06/02/Thu 習作。
「ポーの一族 復刻版 限定BOX 非売品ポストカード8枚付き」が届いた。
フラワーコミックスの、ピンクや赤の装丁が懐かしい。
うんうん、エドガーだ、アランだ、メリーベルだ。
やっぱりバランスも線も、地に着いた足の感覚まで変わったな。
そして、昔のコミックスの周辺の余白の大きさとか、字の小ささとか、今とは違う単行本のバランスなんかも実感した。
やたらと刺激の多い一週間だった。
休日出勤もあったのに。
いろいろと、くすぶり続けたやけぼっくいがじんわりと温まるのを感じる。
数十年もあがめ続けたものに新しい風が吹き込まれて、自分も若返るような錯覚に陥る。
実は前から行こうと決めていたことだが、萩尾展の吉祥寺を出た後新宿に寄って、折ってしまった定規の後釜とついでに、ミリペンとか筆記用具一式をそろえた。
自分もまたバランスはえらく変わっているものの、描く筋肉はちゃんと指の中にあったようだ。
昔好んで描いたテーマ、本を持つ少女の習作を描いてみた。
「3日坊主なブログでも6000回も繰り返せば80年分。のんびりやっていきましょうか・・・。」
とは、昔コミティアのたびに通ったサークルの作家さんの言葉。
時々、思い出したようにでも何か描ければいいな。
さらに実は、久しぶりにHTMLタグのおさらいをしている。
いろいろと、作りたいものがあったりする。
でも富士山(専門技術者の仕事)に何の装備(基礎知識)もまだないまま登り方を調べている最中みたいなもので、本当に準備して、その1合目を登り始めるのかさえ疑わしい。
ただ、何かしたい気分がうずうずする、そういう木の芽時らしい。多分。