時々日記。
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2008.09
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2008/08/31/Sun ガタケット100開催記念池田秀一・古屋徹トークライブ
トークライブ第二部は即売会開催終了後の16時から。手早く片付けてライブ会場に入った。
わくわく。
1回目と同様、前座に「ハルヒダンス」が入るが……
もうちょっと練習してこーい! やるならもっとなりきれー!
トークライブ第二部は質問中心となった。
――アニメと洋画の違いは? 他、声の仕事について
古屋「洋画吹き替えの時は自分のオリジナルでなく、違和感ないよう合わせる。
アニメはオリジナリティを出す」
池田「洋画は耳で原語を聞きながらあてるので、極端に違わないように合わせやすい
アニメは何も音がないから……
1年くらい続けると、『この台詞にはこの音が入って欲しいな』などと意見できる」
古屋「カーグラのナレーションは情報を的確に、書かれている文を理解して聞きやすいように
もっと聞いていたいと思わせるリズムや声質で、ポイントとして男の色気を味付けした」
池田「池田に演れということは『何か(池田を使う理由が)ある』けど『何か』が邪魔になってもいけない
ドキュメンタリーなどなるべく適度に音が入っているほうがやりやすい」
古屋「カーグラは必ず音を入れてもらってから仕事する。タイミングとかあるから。
音楽のリズムや区切りと、言葉のセンテンスを合わせる。合うととても気持ちいい。
映像の切り返しとも。またがってしまうと気持ち悪い。タイミングに気を使っている。」
――TVゲームの仕事について。台本が分厚くてすごく大変といわれますが
池田「オリジナルは最初にあらすじを頭に入れるけど大変。
相手とからまないで自分の台詞だけということもあるから、
終わってからこんななんだ、と思う。全体像が見えない。」
古屋「疲れます。ストーリーに沿った台詞はともかく、八割方『わー』とか『ぎゃー』とか
【大きなダメージ】【中くらいのダメージ】とか書かれてるけど
1000ワードくらいずっとしゃべってるから、自分から休まないと」
――サブカル、ジャパニメーションの海外進出などで最近感じた事は
古屋「海外のイベントに参加するようになった。
何カ国ものアニメファンと接して、みんなすごくアニメが好きで
吹き替えもあるけど、元の日本語を聞こうとしてくれる。
声優、プロデューサー、アニメーター、みんな尊敬されている。
中国の北京大で、アフレコ大会をやった。規定作品が『パプリカ』と『ガンダム』
ララァとシャアが初めてで会うシーンを、一人三役でやる人がいて、
しかも日本語でうまい。日本で声優をやりたいという。
アニメのクオリティも高く、うかうかしてられない。」
池田「去年中国に見学に行ったが、規模がすごい。
ゲームやDVDがたくさん出ていて、今後が大変だと思う。
でも海外(に行くの)は日本酒がないからイヤ。ここ(新潟)へくるのはすごい乗り気だったけど。」
参加者からのアンケートによる質問。
1.鈴置さんとの思い出を。
古屋「ほぼ30年、殴られっぱなし。
ガンダム、ドラゴンボール、星矢ほか、スラップスティックでも。
晩年に至る数年は、酒が飲めるようになったので、いろんな事を話した。恋人ですかね。
『鈴ちゃん、愛してるよ!』」
2.ガンダムシリーズでやってみたかったキャラは(シャア以外で)
池田「ランバラルが好きで、今ならハモンのようなやさしい女性と…… シャアの女は一癖あるから……」
古屋「愛人が欲しいのか!?」
3.アムロの物真似の若井さんと会ったことは? 若井さんの結婚についてどう思いますか?
古屋「初めファンから聞いた。Youtubeで見て爆笑した。おもしろい。でも似てねーと思った。
5週連続で勝ち抜いたら、本物からプレゼンターをとオファーが来て。
めでたく勝ち抜いて、出てきたら泣いてた。それ以来飲んだり、仲良くしている。
結婚については…………」
池田「先週、かみさんに会った。
最初に会った時、憶えてないけど、お前はガンダムの何を知っているんだと泣かせたらしい。
今は和解してるけど。」
4.新潟のお酒はもう飲まれましたか?
池田「たらふく。利き酒大会になって。どうもご馳走様でした。」
古屋「最後がそれでいいのか!?」
古屋さんは演技と地声の印象に差があまりなく、朗らかに話すが、演じる時はかちっと何かがはまるように決まる。。
池田さんの方はトーク慣れしていない風で、話す時は少々トーンが下がり気味、それなりの年齢を感じさせる口調だが、演技の声を作ると、途端に張りが出て空気さえ変わる。
声優の声というのはやはりすごい道具で、それを駆使する仕事を目の前で見られたのはいい経験だった。
何より、力のある生の声はやはりTV越しとは違う、オーラをまとったエネルギー体のようなものだ。
圧倒されると同時に、その力を分けてもらえるような、不思議な感覚が体験できる。
それは一つには、このお二人の声が、自分が成長した時期の体や脳の奥底に染み渡っているからかもしれないけれど。